ファミマの新作チルド麺「三ん寅」「ShinーShin」監修ラーメンをラーメンライターがガチレビュー!
全国のファミリーマートで10月15日から発売が開始されたチルド麺を、今回は一気に2品ご紹介したい。気温が一気に下がり寒くなってきた今の季節にピッタリの商品だ。
三ん寅監修 味噌らーめん
東京・江戸川橋にある味噌ラーメンの名店「三ん寅」が監修した一杯。
名店「すみれ」に18年勤めあげて独立した店主・菅原章之さんの紡ぐ味噌ラーメンは、まさに匠の技の詰まった名作。味噌を中華鍋で焼き、その香りを感じながら仕上げる至高の一杯は東京の味噌ラーメンを代表する逸品として知られる。
そんな「三ん寅」が監修した味噌ラーメン。
以前からかなりの完成度だったが、今回の新商品でさらにレベルアップしている。
ラードがバチンときいたアツアツのスープは、味噌の塩味とパンチを感じつつ、鍋で煽ったような香ばしい香りが素晴らしい。まさにお店レベルの仕上がりだ。
モチッと感のある縮れ麺にはブランド小麦「春よ恋」を使用し、クタっとしたモヤシが札幌感をプラスしている。
さらにチャーシューの上にのったおろし生姜をスープに溶くと、濃厚なスープの中にキレが生まれ、さらに美味しさが倍増する。
これからの寒い季節にピッタリの一杯だ。
ShinーShin監修 とんこつラーメン
博多天神の人気店「ShinーShin」が監修したとんこつラーメンも登場だ。
伝統的な博多ラーメンの製法に加えて、屋台炊き上げの技法を組み合わせて作った一杯は、旨味は濃厚ながらあっさりとした仕上がりで、深夜まで行列の絶えない人気店だ。
はっきり言ってとんこつラーメンのチルド麺としては最高峰の仕上がりになっている。
濃すぎず淡麗な仕上がりに見えるが、豚骨の骨感をじんわりと感じるスープでとにかく本場感が強い。
極細麺は少し柔らかめに仕上がるが、そこにもローカルさを感じ、好感触。
ゼラチンを使わないストレートスープなので、全体的にムラもなく、最後まで美味しくいただける。細かいキクラゲがたくさんのっているのも嬉しく、これがアクセントにもなっている。
ファミマのチルド麺の進化をまざまざと感じられる二品。
ぜひお試しあれ。
※写真はすべて筆者による撮影