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武田総務相のKDDI恫喝は澤田社長の入れ知恵だったのか 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.412

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2021/03/20(vol.412)

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《目次》

1.武田総務大臣とNTT澤田社長との会食を週刊文春がスクープ

-------武田総務相「KDDI恫喝」は澤田社長の入れ知恵だったのか

2.LINEの個人情報が中国のシステム開発委託企業で閲覧状態に

-------中国に拠点を持つ日本企業関連会社は撤退を余儀なくされるのか

3.ソフトバンクが次世代の電池と光通信技術を発表

-------宮川新社長体制でテクノロジードリブンな会社に生まれ変わるか

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.武田総務大臣とNTT澤田社長との会食を週刊文春がスクープ

-------武田総務相「KDDI恫喝」は澤田社長の入れ知恵だったのか

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今週、週刊文春が武田良太総務大臣とNTT・澤田純社長との会食を報じた。タイミングはNTTによるNTTドコモ完全子会社化のTOB中であり、NTTの事業計画を認可する総務大臣とNTTのトップが密会していたことが問題視された。

そもそも、武田総務相は国会の場で、澤田社長との会食をしたかどうかを聞かれ「私は国民の皆さんに疑念を招くような会食に応じたことはありません」と再三、否定をしてきた。

また、ダイヤモンド・オンライン(2021年12月21日)のインタビューでは「自身が料金値下げに取り組む中では、携帯事業者の人にむしろ会うべきではないと思いました。私は方向性を示した後、料金引き下げに関することでは一切会っていません。というのは決断が鈍るからです。人間っていうのは、思い切ったことをするときにはね、相手と会っちゃいかんのですよ。情も芽生えるし、そこのところは『フェア』にやっています」と、ハッキリと宣言していたはずだった。

国会で散々、時間を使って密会を否定しつづけていたのにも関わらず、文春砲によって事実が明らかになったことで、国民の武田総務相への不信感はさらに高まってしまった。

昨年後半からの値下げ問題では、武田総務相の記者会見での発言が注目された。特にKDDIに対する「恫喝」が話題であった。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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