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与野党一騎打ちの参院徳島・高知補選 中盤は広田氏一歩リード、西内氏猛追=JX通信社 情勢調査

米重克洋JX通信社 代表取締役

10月22日に投開票される参院徳島・高知選挙区の補欠選挙について、JX通信社は14日・15日の両日、徳島県・高知県の有権者を対象に、電話とインターネットによる独自の情勢調査を実施した。その結果、選挙中盤は無所属で立憲民主党などが推薦する元衆議院議員の広田一氏が一歩リードし、自民党新人の西内健氏が猛追していることがわかった。

参院徳島・高知補選の序盤の情勢については、JX通信社と徳島新聞社、高知新聞社、四国放送、高知放送が合同で行った情勢調査についての報道をご参照ください。

【2023参院補選徳島・高知】広田氏先行、迫る西内氏 投票先未定 徳島で6割(徳島新聞)

広田氏やや先行 追う西内氏 参院補選電話調査 内閣支持は18%(高知新聞)

選挙戦は事実上、与野党対決の構図だ。支持政党別に見ると、広田氏は立憲民主党や共産党、れいわ新選組、社民党の各支持層のそれぞれ8割を固めたほか、国民民主党支持層からも4割の支持がある。自民党支持層の1割強にも食い込んでいるほか、無党派層からは4割近い支持を得ている。一方の西内氏は、自民党支持層から約5割、公明党支持層から約6割の支持を得ている。無党派層からの支持は1割ほどだった。

両候補への支持動向を年齢層別に見ると、広田氏は40代以上の各世代で西内氏を上回る支持を得ているが、とりわけ60代以上でリードしている。

地域別に見ると、高知県内では各地で広田氏が先行している一方、徳島県内では両候補が接戦となっている。広田氏は衆議院議員時代の地盤である高知県西部で広く浸透しており、高知市でも先行している。西内氏は徳島県内で追い上げており、県南部では広田氏と互角の争いとなっている。

電話調査、ネット調査ともに、投票態度を明らかにしていない有権者が一定数おり、今後情勢は変わる可能性がある。

調査の方法

10月14日(土曜日)と15日(日曜日)の2日間、徳島県と高知県の有権者を対象に、無作為に発生させた電話番号に架電するRDD方式の電話調査と、大手リサーチ会社に登録したモニターを対象としたインターネット調査を実施した。電話調査では804人、インターネット調査では881人(計1685人)から有効回答を得た。

JX通信社 代表取締役

「シン・情報戦略」(KADOKAWA)著者。1988年(昭和63年)山口県生まれ。2008年、報道ベンチャーのJX通信社を創業。「報道の機械化」をミッションに、テレビ局・新聞社・通信社に対するAIを活用した事件・災害速報の配信、独自世論調査による選挙予測を行うなど、「ビジネスとジャーナリズムの両立」を目指した事業を手がける。

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