当たりすぎてヤバイ…聖徳太子が残した「予言の書」次に警戒すべきは富士山の噴火?
聖徳太子は推古天皇をサポートする「摂政」として、見事な政治手腕で国を導いた歴史上の偉人です。また、「生まれた時から言葉を理解した逸話」や「10人以上の話を聞き分けることができた伝説」など、常人の域を超えた伝承を数多く持ちます。
そんな彼に関する記述のほとんどは日本最古の歴史書・日本書紀によるもので、それ以外の書物で聖徳太子の存在を示唆するものはほとんどありません。
そのため、近年では架空の人物ではないかと疑う研究者も出現。なかには、UMA(未確認生物)や宇宙人とする説や、何者かが聖徳太子の存在を隠蔽しようとしているのではないかと考える陰謀論説も一定数存在するようです。
上記のような説を一蹴することができないのは、聖徳太子が残した「とある予言の書」が関係しているのかもしれません。
今回はオカルトチックな内容に寄っていますが、断定するものではなく、「信じるか信じないかはあなた次第」ということで詳しく見ていきましょう。
◇聖徳太子と予言の書
聖徳太子の予言が話題となった発端は、彼が編集したと伝えられる神道の教典「先代旧事本紀大成経」が江戸時代で発見されたことでした。
正部38巻と副部34巻の計72巻で構成される「先代旧事本紀大成経」。正部には神代7代から推古天皇までの歴史と祭祀、副部には卜占・歴制・医学・予言・憲法など幅広い分野のことが記されていました。
そのうちのひとつである「69巻・未然本紀」が予言の書ではないかと話題になったのです。
◇未然本紀に記された予言
江戸時代に発見されてから庶民の間で「予言の書」と話題になった未然本紀ですが、その直後に江戸幕府から偽物であることが公言され、禁書として一般での刊行や閲覧は固く禁じられてしまいました。
ただ、あまりにも完成度の高かった未然本紀は、一部の間で高い支持を得て現代にまで写本(原本の書き写し)が伝わっています。
この写本には、鎌倉幕府の成立や蒙古襲来、南北朝の争乱、豊臣秀吉&徳川家康の天下統一、第二次世界大戦の勃発など、現代までに的中した予言の数々が書き記されていました。
◇2052年に残された予言
上記項目で紹介したほか、聖徳太子は未然本紀に「京都の平定から千年たてば、黒龍が来るため都は東へ移される」と黒船来航(黒龍)や江戸遷都についても予言していたそうです。
それ以降の予言については、「黒船来航から200年後の2052年に、精神支配をする黒い悪魔がやってきて都を7つに分断する」との予言を残しています。
このことについて、一部の学者たちは「精神支配をする黒い悪魔=富士山噴火による黒煙や火山灰」ではないかと危惧する者も少なくありません。
というのも、日本最大の活火山である富士山は、これまで約100年の周期で噴火を繰り返してきました。しかし、1707年の宝永噴火を最後に300年以上も音沙汰がなく、 いつ噴火してもおかしくない状態にあるといいます。
未然本紀は、江戸幕府や当時の学者、現代の研究者からも「偽物」と断定されていますが、それでも富士山噴火を警戒する学者は少なくないようです。
2024年1月1日に発生した能登半島地震もそうでしたが、現代では自然災害を完全に予測することは不可能です。もしもの時のために予備食料や避難場所の予習・復習など、今一度確認してみてもよいかもしれませんね。