イランとアメリカ/核合意への道(5)
一発の弾丸を撃つこともなくイランの核武装を外交によって阻止した。これがオバマ政権の認識であった。問題はアメリカ議会の反対であった。そもそも議会は交渉自体に消極的であった。議会を説得するためにオバマ政権は、交渉が成立した場合には、その内容を議会に審議させると約束していた。議会の過半数は、イランとの合意に反対であった。したがって議会は合意に反対する法案の可決が可能であった。もし、そうなればイランとの合意は潰れるのであろうか。
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