ニッポン健康大調査2022で発表された『健康生活習慣実行力ランキング』で全国2位にランクインした静岡県。
禁煙禁酒、健康診断受診など健康対策は進んでいるものの、健康習慣への苦手意識を持つ方が多いという結果が出ているそうです。
運動や体操をしようと心がけても、習慣化は難しいのが現状です。

富士宮市では健康加齢とともに衰えやすい筋肉を中心に鍛えて、健康寿命を延ばすことを目的に、約70カ所の区民館や集会場などで『スロトレ』、イオンモール富士宮のさくらコートで定期的に『脳トレ教室』や『筋トレ教室』などを開催していて、どなたでも無料で参加できるようになっています。

『スロトレ』は富士宮市の健康増進課が主催する体操教室で、半年ごとに健康増進課の職員の方が訪れて参加者の体力測定をしてくれます。

半年前に取材した『スロトレ内房』が5月末で発足1年を迎えたので、再び取材しました。

スロトレの始まる時間に合わせて健康増進課の職員さんが教室に来てくれます。

測定してくれるのは『握力（右手・左手）』『片足立ち』『５ｍ歩行』『５回立ち上がりテスト』です。判定が書いてあり１（がんばれ）～５（すごい！）までに分類されます。

体を動かしているのに、握力測定？と疑問に思う方もいるかもしれませんが、握力測定は手や腕だけでなく、下肢、全身の筋力との相関が高いそうです。

片足立ちではスタートの合図とともにバランスを崩してしまい、スロトレ参加者の中で最低の6秒という残念な結果になりましたが、結果を見せ合ってみなさん楽しそうに笑い合っていました。

スロトレ教室では半年ごとに体力測定を行っています。トレーニングすれば80歳台でも筋力増強できるそうなので、だんだん筋力が付いてきているというのが数値で分かると、モチベーションも上がりますね。

一人ではなかなか続けられない健康習慣。お近くの区民館や集会場でもスロトレ教室が開催されていると思いますので、お気軽に足を運んでみてください。