GW中も子どもや高齢者の「車内置き去り」は危険! 春でも車内熱中症に警戒を #専門家のまとめ
例年、GW(ゴールデンウィーク)の期間は、比較的過ごしやすい日も多く、家族でクルマ旅に出かけるのも最適。でも、春だからといって、油断大敵なのが「車内熱中症」です。
ロードサービスなどを手掛けるJAF(日本自動車連盟)が行ったテストによれば、5月でも、晴れた日などに車を野外に駐車すると、車内が高温となり命の危険に及ぶ場合もあるそうです。ここでは、そういったJAFの注意喚起に関する記事をまとめてみました。
ココがポイント
▼外気温だけでなく、湿度なども関係し、春でも熱中症の危険があることを実証したJAFのテスト内容を紹介しています。
・春でも車内温度が上がって事故の危険性アリ! 涼しくても熱中症に警戒を(JAF Mate online)
▼JAFのテストは、YouTubeの動画で見ることもできます。時間経過と共に、車内の温度がどんどん上がっていく様子などが分かります。
▼子どもを車内に残したまま車を離れた経験があるか否かをアンケート調査。54.9%の人が「ある」と回答したそうです。
・子どもの「車内置き去り」危険! 「2人に1人」以上が「経験ある」回答 5月も「熱中症のリスク」高まる JAFが注意を呼びかけ(くるまのニュース)
▼2023年は、5〜9月に熱中症で救急搬送された人の数は過去2番目の多さ。2024年も車内熱中症を含め、注意が必要です。
・熱中症で救急搬送9万1467人 5〜9月、過去2番目の多さ(共同通信)
エキスパートの補足・見解
毎年、車内に置き去りにされた子どもや高齢者などが、熱中症により死亡する事故のニュースが絶えません。車内熱中症は、夏場に起こりやすいイメージもありますが、JAFのテストから分かる通り、春や秋の比較的涼しい季節でも危険性は十分あるのです。
特に、晴れた日などに野外へ駐車する際には、「ちょっとの間だから」とか、「寝ていて起こすのがかわいそう」などの理由で、子どもなどを車内に置いたままにしないように心掛けましょう。