搭乗待合室にPC机・コンセント・EVがあるローカル空港!札幌・丘珠空港
札幌丘珠空港は札幌市北東部に位置し、札幌都心から最短で約20分と、新千歳空港より札幌都心に近い空港です。現在、JAL系列の北海道エアシステム(HAC・外部リンク)が拠点空港にしているほか、フジドリームエアラインズ(FDA・外部リンク)が夏季(3月末頃~基本10月末頃)、静岡、松本、名古屋小牧への路線を運航中。更に新潟県の航空会社・トキエア(外部リンク)が新潟空港と結ぶ路線の就航準備を進めています。
札幌丘珠空港(外部リンク)はHACの道内ローカル線が主軸なので、どちらかといえばビジネス利用が多い空港。
搭乗するビジネスマンが気にする事といえば、搭乗待ちの時間をどう過ごすかでしょう。また体が不自由な搭乗客が利用する時、どのような行動が必要なのかは意外と知られていません。
札幌丘珠空港を何回も利用する人は知っているけど、たまに、また初めて利用する人にとっては知らない、札幌丘珠空港の搭乗待合室・バリアフリーと関連するお話について紹介します。
(訪問:2023年10月12日、一部の写真は2023年5月撮影)
電源コンセントとPC机は搭乗待合室にもあります!
札幌丘珠空港でパソコンやスマホを使う待ち時間に、搭乗しない人も利用出来る場所は、2階にある「札幌いま・むかし探検ひろば」奥にある電源コーナー。筆者が展望デッキで飛行機を撮影する合間に利用しますし、国会議員にもファン(X・外部リンク)がいます。
しかし搭乗する利用客は、航空会社や丘珠空港運営会社の立場からするとスムーズな搭乗のため、手荷物検査は可能な限り早く終え、搭乗待合室で待機して欲しい。でも搭乗回数が少ない筆者のようなビジネスマンからすると、検査場を過ぎてから何があるか情報が少ない。
確かに札幌丘珠空港のHPには2階搭乗待合室内部の情報は少ない(外部リンク)。そんな不安にお応えし、撮影しても問題ない場所(手荷物検査場は不可)を旅客機マニアの私が紹介します。
実は搭乗待合室の奥、搭乗口から離れた場所に電源コンセント付の机が設置。10人分のスペースがあります。
電源は100V電源の他、スマホなどの充電も可能なUSB電源コンセントも付いています。また館内無料Wi-Fi接続も可能で、接続方法のマニュアルも設置。
搭乗中はHAC、FDA共にスマホを機内モード、機内に無料Wi-Fiはない機種での運航なので、搭乗前のPCやスマホ確認が搭乗待合室で行える事を知っておくと安心です。
トイレとジュース自販機があります!
離島の小さな空港ですと、搭乗待合室にトイレすらない場所がありますが、札幌丘珠空港はちゃんとトイレはあるので安心して下さい。
あと手荷物検査場でジュースを持ち込んだ時面倒だという利用者もいます。搭乗待合室にはジュースの自動販売機があるので、ジュースにこだわりがなければ、検査場を過ぎてから飲むのもいいでしょう。
従って手荷物検査場を通過前に搭乗券準備や荷物のまとめ以外に済ませることは、
1.お土産を札幌丘珠空港で買う人は手荷物検査前に「スカイショップおかだま」へ。
2.食堂や売店は搭乗待合室にはない。空港レストラン「丘珠キッチン」は時間に余裕を持って利用する。
です。
バリアフリーは大丈夫です!
さてここからは時間のないビジネスマン向けでなく、体が不自由な利用者向けの内容です。
札幌丘珠空港は搭乗待合室は2階で、ボーディングブリッジがないので、一度外に出て(空港の制限区域です)所定の階段を利用することになります。そこで気になるのがエレベーターやエスカレーターの存在。
エスカレーターは搭乗待合室を出て改札機を通過した先にはありませんが、エレベーターは階段の横にあります。
HACの機材・ATR42-600は機体後部左側の扉にある階段を利用して搭乗・降機します。でも体が不自由な利用者は厳しい。
実は札幌丘珠空港には専用の昇降機があります。
利用客が車いすなど体が不自由な場合は事前にJAL・HACに申告し、搭乗当日は時間に余裕を持って空港へ行く事が必要です。また札幌丘珠空港以外・行先の空港や出発空港によってバリアフリー設備が異なりますので、同時に確認しましょう。
まとめ
札幌丘珠空港では、
1.搭乗待合室にはトイレ、電源コンセント、机、ジュースの自動販売機がある。
2.搭乗券・手荷物などが整ったら、手荷物検査場へなるべく早めに行く。
3.土産購入と空港内の食事は手荷物検査前に終える必要がある。