JR赤間駅北口から数分歩いたところにアジア食材店があります。
お店の前にベトナムの国旗が出ている「ハッピーデーズ あかま」で、店内にあるのはベトナムの食材をはじめ普段あまり目にしない珍しい食品ばかりです。
この猛烈な暑さをしのげる涼しげな食材はないかと探していると、お店のオーナーからピッタリのスイーツがあると教えてもらいました。

この夏を元気に乗り越えられそうな薬膳スイーツ「チェー」を紹介します。

◇アジア食材店「ハッピーデーズ あかま」外観

JR赤間駅北口すぐ、県道69号線沿いにアジア食材店「ハッピーデーズ あかま」があります。

店舗の前に出された赤地に黄色い星のベトナム国旗が目印になっています。

◇広々とした店内

店内は広々としていて、壁にそうように置かれた商品ラック、中央の冷蔵ケースには、わかりやすく商品が並べられていました。

置かれているほとんどの商品はやはり、どれもエスニックなイメージを感じさせます。

◇ベトナムの伝統的なデザート「チェー」

お店のオーナーに夏らしい食べ物があれば教えてほしいとお願いしました。
すると、冷蔵ショーケースに案内され「チェー」というデザートをすすめられます。

大きめのプラカップに盛り付けられた、きれいな色合いの「チェー」がたくさん並んでいました。

◇「チェー」を試食

さっそく、よく冷えた「チェー（税込み580円）」を1つ購入、持ち帰ることに。
プラスチックスプーン・ココナッツミルク・トッピングがついています。

「チェー」というのは現地語で甘いスープという意味で、ベトナムの伝統的なデザートとして知られているそうです。
今回初めていただくので、中に何が入っているのか確認してみます。
小豆をはじめいろいろな豆類の煮たものやコーン、サツマイモ、フルーツや白玉に似たもの、ゼリーなどが入っていました。
ちょっと「あんみつ」のようなデザートです。

トッピングはドライフルーツやドライベジタブル。

ココナッツミルクもかけて、よくかき混ぜていただきます。
素材の甘みにココナッツミルクのまろやかさが加わった、やさしい味わいのスイーツでした。
この「チェー」には豆や芋など、薬膳で気を補う働きがあるとされるものが多く使われていて、暑い夏を乗り越えるのにぴったりな「薬膳スイーツ」といえるでしょう。
ベトナムでは冬になると日本のぜんざいのように、温かい「チェー」をいただくようです。

◇アジアンテイストのお菓子も

料理に使う食材や調味料はもちろん、そのほかアジアンテイストのスナックなども豊富にそろっていました。

中でも「ドリアンピアケーキ」というベトナムの輸入菓子が大人気とのこと。
香りが強いといわれるフルーツのドリアンを使用したスナックとは、どんな味がするのか興味津々です。

現代は食もグローバル化されてきて、様々な国の料理を家庭でも作られるようになりました。
本場の味を楽しみたいときに、身近で食材が手に入れられるのは助かります。
また、宗像市内に住む外国の方々にとっても、海外の食材専門店があると便利です。

アジア食材が買える赤間駅近くの「ハッピーデーズ あかま」で、ベトナムの伝統的なデザート、つめたい「チェー」をいただきました。