さらば青森県八戸港「旧」フェリーターミナル!内部を振り返る
青森県八戸港と北海道苫小牧西港と結ぶシルバーフェリー(外部リンク)が発着するターミナルビルが、2月3日から新しい建物に変わります(外部リンク)。2月2日22時をもって旧ターミナルには一般人が立入出来なくなりました。
1981年に完成したターミナルは老朽化やバリアフリー非対応だったことから、施設を所有する青森県フェリー埠頭公社(外部リンク)が隣に新しいターミナルビルを建設済。新ターミナルへ期待しつつも、もう利用出来ない建物の中を、2021年筆者が訪問した時の写真で振り返ろうと思います。
1981年完成の旧ターミナル!ついに建て替え
船はバリアフリーなのに人道ゲートは
2024年2月2日22時まで使われていた青森県八戸港フェリーターミナルビルは、1981年に完成した2階建ての建物でした。2011年3月の東日本大震災では津波で大被害を受けましたが、同年6月に復旧しています。
しかし建設から40年以上、建物の老朽化が進んだほか、車なし徒歩客、ドライバー以外の乗客の乗下船ゲートにエレベーターや昇降機がない、バリアフリー非対応の設備でした。
シルバーフェリーの4隻、シルバープリンセス、シルバーティアラ、シルバーエイト、シルバーブリーズは旧ターミナルよりも就航が新しくて設備も充実。更に苫小牧西港はバリアフリーがしっかりしています。
旧ターミナルにおいて徒歩で乗船する場合、ターミナル1階から雨雪にほとんど当たらずに進む事は出来たのですが、
フェリーの徒歩客ゲートまでは急な階段が必須。これでは体が不自由な人はおろか、荷物が多い旅行者にとって大変です。
車あり、体が不自由な利用客は運転手と同時乗船し、エレベーターに近い場所に車を停車すればいいのですが、車なし・体が不自由な利用客はこの状態ではシルバーフェリーの係員が運転する車両に乗せてフェリーの中まで運送しないと無理でした。
1階はシルバーフェリーのカウンターと売店
ターミナルビルは2階建てで、1階にシルバーフェリーのチケットカウンターや事務所、売店がありました。
売店には青森の土産品や菓子、本などが揃えられ、ターミナルビルすぐにはコンビニがない中で船内で必要なモノ、土産が揃うベストな位置にありました。
他に待合スペースと自動販売機コーナーも。
続いて階段を上がって2階へ行きましょう。
2階はレストランと自販機コーナー
2階には、ターミナルレストランと自動販売機コーナーがあり、階段の途中に案内掲示がありました。
2階にあったのは他に充電コーナー。携帯電話やパソコン、タブレットなどが普及する前にターミナルビルが建設されたので、充電用のコンセントが置かれる方法でした。
筆者が訪問した時は、レストランがまだ開いていません。
2階にも待合スペースと自販機コーナーがあり、1階よりも広いスペース。
2月3日からの新ターミナルに期待しましょう。