謎多き、東豊線。

東豊線には、色々な謎、という感じの、なんだか釈然としないことがいくつかあります。

★なんだか全ての駅、特に東区内の駅が、一番人の多い通りの下を通っているわけではない→これは元々色々なルートのアイデアがあったので中庸を行く今のルートにしたようです。

★JR札幌駅から東豊線さっぽろ駅の乗り換え時間が、かなりかかる！

などなど(後者は検証済なので、間も無くアップします)。

そして、

★南北線さっぽろ駅から、東豊線さっぽろ駅を結ぶ通路の傾斜がきつい！

という声も。

まあこれはよく考えると、札幌の地下鉄が南北線→東西線→東豊線の順に深くなっているので、当たり前なのですが。。。

というわけで、今回はそれ、すなわち南北線と東豊線の通路の傾斜を歩いて検証しました。

南北線のスタート位置から見ても、もうきつそう。

というわけでスタート地点、つまり地下鉄南北線さっぽろ駅の地下通路から東豊線への通路が分岐する地点、に来ました。

2017年までは、ここは今のようにオープン通路ではなく、改札内通路でしたね。

その時代のことを覚えているでしょうか？

JR札幌駅方面から南北線の地下通路（チカホに繋がる）を下って、うっかり左側（東側）を歩いていると突然目の前に東豊線の改札が出てきて、目の前にはその改札から東豊線の駅の方に伸びた構内通路の柵があったので、それがバリアになりそこからチカホ方面に行くことはできず、南下しようとすると、大回りをして戻らなければならなかったのです。

さてさて、それでは、この傾斜道、歩いてみましょう。

白いタイルはなぜか標高？に素直に水平なのに、手すりは傾斜にしたがっている。

かなりの傾斜ですよね。これは上りがキツそうだなあ。

下り始めます。

当たり前ですが、上りがきつそうということは、下りは楽です。

すすすーつと軽やかに足が進みます。

この通路は簡単にいうと、南北線のある駅前通（西３丁目通）から東豊線のある西1丁目通、つまり2ブロック分地下を移動します。前に（身長170センチの私が）冬靴で1ブロック歩けば1分45秒（105秒）と検証しましたが、そうすると、今回は2ブロック中間に通路分のスペースが加算されて、おおよそ230-240m位の移動になると思われます。そうすると3分45秒くらいかかるのかな、と思ったりもします。

そしてこの通路の左側を歩きますが、出口が２つあります。13番&14番出口です。いずれも東急に接続していますが、13番出口が、おおよそこの通路の中間点（つまりほぼ西2丁目通りのあたり）となります。

13番出口付近では、その場所の一番上のタイルの列は、南北線通路から出発した時には一番下にありました。つまり、南北線通路から13番出口までの間には、たっぷりこの通路の高さ1フロア分の高低差があるということにもなります。

つまり通路全体では、やはり通路自体の高さ2フロアくらいの高低差がありそうです。

そして、下りを測る。

3分30秒！予想より15秒早い。　つまり下りなので、かなり軽快に歩けたんでしょうね。

では、ここ（東豊線さっぽろ駅改札口）から折り返します。

上りも、測る。

いやあ、途中のそんなに長さのない椅子、の後ろのタイルでさえ傾きを確認できる！

3分42秒！

下りより12秒プラスとなりました。やはり傾斜の影響は実感できます。

とはいえ、冬靴でさっぽろ東急の周りをぐるぐるした時のスピードとほぼ同じくらいなのですね。やはり障害物ゼロで、足元に気を取られる必要もない地下歩きは地上より相当楽なのではないでしょうか？

南北線の改札口に戻ってきました。

結論。

というわけで、

見かけの過激さほどには、この上り通路を歩くのはキツくない。

いやキツくないといえば語弊はあるけど、寒空の下、地上を歩くよりストレスがかかるということもない。

というのが、今回感じた結論です。

ただ２ブロック少し歩きますから、これを短縮しようと早歩きをすると、ひょっとしたら身体にくる場合もあるかもしれません。

この通路を歩くには4分くらいかかると考えて、慌てないことが大切です。

今度は皆さんを慌てさせないために、南北線と東豊線のさっぽろ駅の乗り換えに必要な時間も、実測したいですね。