2児の母になって分かった、乳幼児期の子育ての力の抜き方と大切な事。
こんにちは。綾乃莉です。
今回は、乳幼児期の子育てで大変さを感じた時にどのように力を抜けば良いのか、また大変ではあるけれど大切にしたい事をまとめていきたいと思います。
子育てに奮闘し、ストレスを溜め込む日々…
子供のために育児書を読みあさり、さまざまなお教室にいき、SNSで最新の育児情報を日々取り入れているママさん、パパさん。
毎日、奮闘しすぎてストレスを溜め込んでいませんか?
笑顔でいられていますか?
正論は知っておくだけでok!
私も母として、初期の頃は子育ての道標を得たくて子育て関連の色々な先生と話したり、資格を得たり、育児書を読みあさっていた1人です。
しかし、2人目を授かってからは特に、「正論は、時には正解で無い事もある」と、強く感じるようになりました。何故なら、正論は所詮理想論であり、必ずしも正論からずれたからといって、それが間違った子育てにはならない事に気付いたからです。また、現実は子育てをしながら家事や仕事、兄弟のお世話等を並行しているのですから、正論が正解とならない事は、あって当然な事だと私は思います。
しかし、どんなときでも正論が正解になるものもあります。例えば命に関わるものや、人に迷惑をかけるものです。それらは手を抜く事は出来ません。
そのように手を抜いてはいけないものと力を抜いても大丈夫なものを知る事で、大変さをコントロール出来るようになり、負担を少し軽減する事が出来ると思います。
2人目の時に気付いた!力を抜いても大丈夫な3つのこと
生活リズムを細かに整えること
健診に行くと、生活リズムは整っていますか?という文言をよく耳にします。起床時間、午前中の活動、ご飯、お昼寝、おやつ、入浴、そして就寝時間…。1人目の時には、私も必死にリズムを作っていた1人です。
もうすぐお腹が空くだろうな、もうすぐ眠たくなるだろうな…と予想しながら、なるべく子供が泣かないように先手をうって行動していました。
そうした事で子供の生活リズムは習慣化して予定も立てやすく、また遅くても大体は21時には寝てくれました。睡眠時間もしっかりとれたので情緒も安定する等、良かった事は沢山あります。
しかし…!2人目の子に対しては、猛暑日が続いた事もあって平日の外遊びはほぼ無し、睡眠はザックリと子供が眠たくなった時に寝かす、ごはんや入浴もその日の状況に合わせて大体の時間で行うしか出来ませんでした。
そんな感じですが、2人目の子も問題なく成長し、発育発達共に順調です。
そのような経験から、順調に成長しているので有れば生活リズムは過度に気にしすぎる必要はない事が分かりました。21時までには就寝、朝7時までに起床を目標としつつ、ズレた場合でも気にしすぎずにいきましょう!(決して、生活リズムを整える事は大事ではないと言っているわけではありません)
離乳食へのこだわり
1人目の時は、新鮮な食材をブレンダーで刻んで冷凍にしたストックを多くて30種類程、常備していました。食育を大切にして見た目もこだわったり、なるべく手作りを心がけていました。
その効果かどうかは分かりませんが、何でも食べる子へと育っていきました。
しかし、また2人目はガラッと変わり…。ストックを作っていたのは初期のほんの数日だけ。大抵の日は、冷蔵庫にあった食材でつくっています。
若しくは大人の食事を薄く味付けをした段階で取り出して刻み、餡掛けにして完成に持っていくことも多いです。
市販のレトルトにも、よくお世話になりました。
おかず1品と白米だけということだってあります。この場合、1品のおかずの中に多くの刻み野菜や肉を入れ込むのがコツです。(笑)
低月齢の頃からこだわり、離乳食本に書かれているように定食にして何品目も作ってあげる事は勿論素晴らしい事なのですが、出来なかったからと言って、罪悪感を感じる必要性は無いということです。
しっかり食べてくれて、十分な栄養がとれているのであれば、肩の力を抜いてやっていきましょう!心配な時には成長曲線を確認したり、お近くの保健師さんや子育て支援センターなどで相談してみて下さいね。
行動を制限する
1人目のときは、安全の為と思って家の中での子供の行動が制限出来るように、柵をあちこちにつけていました。ところが1歳前後から後追いが始まり、柵を壊す勢いで柵を叩いていたり、あらゆる手段を使って触って欲しくないものを触ろうとしてくるのです。
柵では子供の心を抑える事は出来ず、柵をつけても全然楽になりませんでした。
仕方なく、子供のやりたいようにしばらくさせてみたところ、ひとつのブームは長くは続かず、ある程度遊んだら満足して違うものへと興味が移る事に気がつきました。
手が届かないと、フラストレーションが溜まってより一層したくなってしまいますが、ある程度願望が叶うと満足する、これって大人も同じですよね。
その事に気がついてからは、柵を取り払い、危険なもの以外は何で遊んでも良い事にしました。
そして、ある程度目を離しても危険の無いように、部屋の環境を整える事にしたのです。
- 部屋全体的に床を綺麗にしておく
- 転んでも大丈夫なように広範囲にプレイマットを敷く
- 誤嚥しそうな小さなものは置かない
- 背の低い家具を設置
- 子供の頭の位置にくるような家具の角にはコーナーガードを付ける
- 危険な物は鍵付きの棚にいれる
- コンロのロックをする
- 電子レンジや洗濯機など、あらゆるドアは閉めておく
などなど、書き出せば色々と有りますし、まだまだ環境が整えられていない箇所も勿論あります。しかし、少しでも環境を整えておくことで、リスクを減らす事が出来、見守りの負担も減らす事が出来るようになったのです。
「行動を制限」よりは、「安全な環境を作る」に力を入れる方が、後々には楽になるという事です。
今でも大切にしている3つの事
怒ったあとはハグしてごめんね
1日中1人で子育てをしている時や疲れている時は特に、自身の心がすり減り、イライラしてしまうこともあります。そのような時に子供が何かをしてしまった場合、必要以上にキツく怒ってしまうこと、ありませんか?
怒ったあとに子供が凄く悲しそうな顔をして「ごめんなさい」と謝る姿に、心が痛む経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時、私はたった1つ、絶対にしている事があります。
それは、「強く怒ってごめんね」「大好きだよ」と、子供をハグしながら自身の気持ちを伝えています。そうする事により、怒った事で出来たイガイガはスーッと無くなり、穏やかな気持ちになり、より一層親子の絆が深まります。逆に、そのような仲直りの時間を作らないと、イガイガはどんどん増えていき親子の間に溝ができてしまう可能性があります。良好な関係を続けられるように、仲直りの時間はとても大切だと思っています。
言うことを聞いて欲しい時には下手に出る(特に幼児期)
例えば、遅刻しそうだから早く家を出たい時に、「急いでるから早くして!」と伝えた場合、「私はまだ遊んでいたいのに。お母さんって勝手だな。嫌だな。」と、負の感情が生じ、中々言う事を聞いてくれない事が多いです。一方、「遅刻したら、〇〇だからママ困っちゃうんだ。お願いお願い!」といったような感じで、下手に出て気持ちを伝えると、「パパやママは困っているのか。じゃあ協力してやるか。」と、ニコニコ顔で「出発しよー」とすぐに行動してくれることが多いです。
これ、おすすめの対処法です。
子育てあるあるを知る
個性豊かな子供達ですが、近い月齢だと同じような行動を起こす事も多々あります。そして漏れなく、同じように対処をとるママやパパも多くおられます。
それを俗に「子育てあるある」と言ったりします。
1人で子育てをしていると答えの出ない事で悩んでしまうこともありますが、「そうゆうものなんだ」と知れる事で、グッと気持ちが軽くなったり対処法を知る事が出来る事もあるので、「子育てあるある」を知ることはとても大切な事だと思っています。
私自身も、出来る限りリアルに近い形で「子育てあるある」を記事にしようと心がけていますので見ていただけると嬉しいですが、子育てサークルや自治体の運営している子育て講座などに参加して、地域のママさんパパさんとお話出来る事がより良い方法だと思います。
自分を大切にすることを忘れてはいけない
色々と書きましたが、全ては自分自身が健康だからこそ出来る事です。まずは自身を大切にすること、これは子育ての大前提だと思います。
昔はよく、子育ては自己犠牲にして行うものだと言われていましたが、私はそうでは無いと思うのです。
子供が産まれてから、自身の事を考えるゆとりがなくなるのはよくある事です。
私自身も産後数年はそうでしたし、子供を1番に考える事が正解だと思っていました。
しかし、体調不良など大変な事が積み重なった時に、積み重なったストレスが一気に爆発してしまう可能性がありますし、そうでなくても日々疲れた顔ばかりすることになってしまいがちです。
子供達はよく見ているもので、ママやパパが疲れた顔をしているととても心配になりますし、「そんなに大変なのかな…」と負の感情を抱くようになってしまいます。
私自身も、母親には笑っていて欲しかったなと思うからこそ、強くそう思うのです。
- 美味しいものを食べる
- 好きな本を読む
- 好きな服を着る
- 美容室に行く
など、決して贅沢な事ではありません。
今はリフレッシュという目的で、一時預かりを利用される方も多くおられます。
まずはパパやママが自分自身を大切にするところから、肩の力を抜いて一緒にやっていきましょう!