【我が家の幸せ子育て体験記】「ママやって!」は、こうして乗り切った!
幼稚園ではしっかりしている方と言われ、自分の事は自分でやろうと頑張ってます。とよく言われる娘ですが、家に帰ってくると「まだ出来ないの。ママやって」と甘えてくることばかり!もう、出来るでしょ!とイライラが積もり、ついついキツい口調になってしまう…
我が家の娘は、そのような事が3歳半頃まで続きました。
皆さんにもそのような経験、ありませんか?
今回は、自立心と甘えの狭間で揺れ動く、母子の葛藤を日常のワンシーンを切り取って描いてみました。
登場人物
幼稚園年少組の3歳の娘
1歳になったばかりの次女
母
幼稚園の担任の先生
「ママ、オムツに替えたい」
「ママ、オムツに変えたい。」
はぁ…またか。
3歳の長女は、トイレトレーニング(以下トイトレ)中で、おしっこは出来るようになったもののう○ちはトイレの形をしたオマルにたまに成功する、という状況でした。
親の思いとしては、失敗しても良いから家ではトイレでチャレンジして欲しい。と願うものの、娘は必ず成功するオムツでの排便をいつも選んでくるのでした。
「小さなトイレ(トイレの形をしたオマル)で頑張ってみる?」
「嫌なの。オムツじゃ無いと出来ないの!」
「この前はトイレで出来たよ?一度座ってみて、出なかったらオムツにするのはどう?」
「それじゃダメなの!オムツにかえるの!!」
はぁ…。
この日も交渉は失敗し、オムツを履かせました。長女はオムツを履いた途端に子供部屋へ猛ダッシュ。「次女ちゃん来ないようにしてね!」と言い残し、部屋に篭ってしまいました。
部屋の中からは歌声や1人でごっこ遊びをする楽しそうな声が聞こえてきます。
きっと、オムツだと排便の間も遊べる事も、子供にとっては魅力的に思っているのでしょう。
数分後…
「ママ、出たよー」
「そう、良かったね。お尻綺麗にするね。」
そして娘は満足気にその後を過ごすのでした。
そんな事が続いて数ヶ月後…
幼稚園の先生とたまたま話していた時に、排便の話になりました。
「う○ち5個もでたよーって、いつも報告してくれるんですよ。」
「報告??オムツでしてるんじゃないんですか?」
「長女ちゃん、う○ちもトイレで出来てますよ」
えぇーーー!!!
いつのまにやら、幼稚園では出来ていたのです。
こんなもんです。家では出来ない(やらない)事も、結局は幼稚園などの集団生活の場ではさらっやってるんですよね。
先生やお友達からの刺激は絶大なのです。
しかしそのまた数ヶ月後、ついに家でもオムツでしたいと言わないようになったのです。
トイレでの排便が、自信となり習慣に変わった瞬間でした。
小さな娘ながらに、自宅では甘える、外では頑張ってみると使い分けていて、心が折れないようにバランスをとっていたのかもしれません。
排便の他にも、更衣や食事など、外では自分1人で頑張れているのに家では「ママ、やってやって」と直ぐに甘えてきましたが、これらも同じように、数ヶ月後には家でも自らやるようになりました。
自信に変われば、自分で出来るようになる。
そしてその場が、家じゃなくても良いんだと思う事が出来ました。
外で頑張れるように、家では思いっきり甘えさせてあげるのも、自信に繋がるために親がしてあげられる大切な事なのだと、今は思います。