【南アルプス市】小高い集落に在る歴史の跡〜先人は何を想って見ていた?〜
つい先日ふらりとドライブがてら、南アルプス市秋山に在る熊野神社に立ち寄ってきました。こちらは甲斐源氏加賀美遠光の長男秋山光朝の公館跡と言われています。
富士川西部広域農道を富士川町方面から進んでくると、左に大きくカーブした後にまた右に大きくカーブがあります。その先にある小さな交差点に注意。
先に見える甲西郷結トンネルの手前です。右折します。
右折すると右手に神社の屋根が見えます。車は神社の裏手(左側)の空きスペースに停めさせていただきました。
車を停めて、小高い神社の周囲を回り込みます。彼岸花がキレイでした。
道を回り込むと真っ赤な鳥居があります。階段が急なので、足腰の弱い方は裏手からも境内に入れます。
階段を上り切ると広くはないけど、静かで落ち着いた空間が広がっています。
目立つ柱ですね。
当時の様子は伺えませんが、こういった案内板で想像を掻き立てられます。
近隣には縁の史跡や遺物が発掘されています。
お参りもちゃんと済ませました。
小高い境内から富士川流域の街並みを眺められます。広域農道を挟んで裏手の山を登ると光朝築城とされる雨鳴山から終焉の地の中野城に至ります。同じ源氏によって討ち取られた秋山光朝の目には最後にこの景色がどのように映ったのか。あまり目立たない隠れた歴史の跡、甲斐源氏に興味がある方にはもちろん、春には桜もキレイなのでドライブがてら立ち寄られて、遠い昔に思いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか?
【熊野神社】
鎮座地:山梨県南アルプス市秋山角屋敷603
問合せ:山梨県神社庁 TEL 055-288-0003 FAX 055-288-0005
mail : info@yamanashi-jinjacho.or.jp