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【子育て】夏休み中に子どもと一緒に取り組む『大切な片づけ習慣』

鈴木久美子片付け・収納専門家

片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。ついに夏休みがスタートしましたね。ジリジリと照り付ける日差しが痛いくらいの毎日です。私は整理収アドバイザーとして、日々皆さんのご家庭にご訪問し、片付けや収納改善のサポートをしています。

様々な家族構成や年代の方がいらっしゃいますが、一番多いのが子育て中のご家庭です。

物はどんどん増えてくるし、子どもは散らかすし、仕事に、家事に育児に忙しく、片付けまで考える余裕がない、という方が多いです。

夏休み中は、宿題、勉強、レジャーに帰省、いろいろやることもあると思いますが、ぜひ、お子さんと一緒に取り組んでいただきたい、簡単な片付け習慣についてご紹介します。

片付けは歯磨きと同じような習慣!

『片付ける』という動作は、物を整理する(いる、要らないや、用途ごとなどに分類する)、物を収納する(使いやすい場所に定位置を設定する)、という、整理収納をした後に、毎日の習慣として続いていくことが、『片付け』です。

1年に一回片付ける、とか、来客が来るから片付ける、という事ではありません。

夜寝る前に歯磨きをするように、日々の習慣として続けていかなくてはいけません。

歯磨きは、どうせまた明日も食べるし、磨かなくていいや、とはなりませんよね。

歯磨きだってめんどうなことではありますが、歯を磨かないと気持ちが悪かったり、虫歯になったりするデメリットをしっかりと理解しているから、『やらなきゃ!』と思えるのだと思いますし、親も子どもに対して、『やらせなきゃ!』と思うはずです。

片付けも、習慣としてやらなければ、大切な物が見つからなくなったり、掃除ができずに不衛生になったりします。子どもが将来、当たり前に、整った暮らしができるように、習慣にできるよう教え続けていきたいものです。

夏休み中、子どもと一緒に取り組みたい片付け習慣

あまり厳しいルールではなく、意識していただきたい習慣をご紹介します。これはもちろん子どもにやらせるだけでなく、親自身も習慣としてする必要があります。

①学校から持ち帰った物を確認して収納する

子どものお道具箱はゴミもたくさん入っている
子どものお道具箱はゴミもたくさん入っている

夏休みに入り、学校からたくさんの物を持ち帰ったと思います。まずはお子さんと一緒に持ち帰ったものをしっかりと確認しましょう。

お道具箱の中にゴミは入っていない?必要な物が足りなくなっていない?か確認し、一旦、収納しましょう。お道具箱だけでなく、絵具セットや書道セット、体操着などもキレイにしてから、1か所にまとめて収納してくださいね。子ども部屋がある人は子ども部屋のクローゼットの棚上などがいいですね。

夏休み中、リビングの隅に置きっぱなし、ということのないようにして下さいね。

②食事の前には必ずダイニングテーブルを空っぽにする

夏休み中は、日中もダイニングテーブルで宿題をしたり、工作をしたりとダイニングテーブルの上が山盛りになることが多いです。また、明日もやるから…ではなく、1つの動作が終わり、次に食事をするのであれば、必ず一旦空っぽにするようにしましょう。

当たり前のようですが、できていない人が非常に多いです。

ごはんを食べる場所だけ、物をよけている、という人もいれば、常にダイニング上は物を置く場所と化している人もいます。

学校では、給食の前にはかならず机の上は空っぽにしているはずです!できないことはありません。

③床に散らかっている物をやっつける!

【お客様事例】片づけるのをあきらめてしまったおもちゃコーナー
【お客様事例】片づけるのをあきらめてしまったおもちゃコーナー

みなさん、床に何が置きっぱなしになっていますか?

脱いだ服?たたむ前の洗濯物?子どものおもちゃ?

まずは、床に置きっぱなしになっている物をとにかくやっつけていきましょう!

いつも床に置きっぱなしになってしまう物に収納する場所がなければ、収納する場所を考えましょう。

バッグを置きっぱなしになるのなら、掛ける場所を作るのもいいかもしれません。

収納できないぬいぐるみが散らかるのなら、大きめのバスケットを用意したり、飾るようにしまえる場所を決めるのもいいですね。

どうしても、戻せないくらいの量だったら、物が多すぎるのかもしれません。

【お客様事例】床置きがなくなるとスッキリ!
【お客様事例】床置きがなくなるとスッキリ!

小さなお子様がいると、常には難しいと思いますが、朝とごはんの前など、タイミングを決めて習慣化していきましょう。

床置きをしなくなってきたら、スッキリした家への近づきます。

④脱いだ洗濯物は決めた場所に入れる

脱いだ洗濯物は、ランドリーバスケットなど決めた場所に入れられていますか?

このルールは幼児期のお子さんにもしっかりと身に着けいただきたい習慣ですが、反対に大人でもできていない人もいるかもしれません。

よく、旦那さまが靴下をあちこちに脱いだままにしている、などと聞きますが、

これは男性だから許される、とか、女性だからきちんとしなくちゃいけない!とかではありません。人間として当然のルールです。

脱いだ衣類を決めた定位置に入れる、これも大切な片付け習慣の1つです。

逆に、片付けができないんです!と思っている方でも、脱いだ物をランドリーバスケットに入れられているのであれば、他の物だって、きちんと定位置に戻せるはずです!

どのルールも当たり前に身に着けてほしい、片付け習慣です。できるだけ、子どものうちから教えながら、習慣化していけるように、親も意識しながらできるといいですね。

片付けは、女性だから、母親だからやらないといけない物ではなく、大人も子どもも、人として、必要な習慣です。

筆者:鈴木久美子(片付け・収納の専門家)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級の資格を持ち、片付けや収納に悩む個人宅にご訪問し、片付けや収納の悩みを解決している。オンラインレッスンでも全国から依頼を受ける。TV、メディア出演多数。

片付け・収納専門家

整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストの資格を保有し、片付け・収納の専門家として活動中。個人宅の片付け、収納のサポートを中心に、講座、記事執筆、Instagram、YouTubeなどで暮らしに役立つ情報を発信している。TV(NHKニュース7、ZIP、ラヴィット、ズームインサタデーなど)TV、メディア出演多数。整理収納アドバイザー2級認定講師として整理収納アドバイザーの育成もしている。

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