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イ・ボミ、キム・ハヌルに続く!? “元祖美女ゴルファー”ユン・チェヨン独占インタビュー

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真提供:ハンファゴルフ団)ユン・チェヨン

昨日から開幕している日本女子ツアー「アース・モンダミンカップ」。イ・ボミは初日トップタイの好スタートを決めており、出場10試合連続トップ5の記録更新と大会連覇が注目されている。

今季も絶好調な韓国勢だが、去る4月上旬、日本のゴルフファンを沸かせた韓国女子ゴルファーがいたことを覚えているだろうか。「ヤマハレディースオープン葛城」の3日目に首位に立ち、最終的に渡邉彩香とともに3位タイを記録した、ユン・チェヨンだ。

(参考記事:イ・ボミを凌ぐ人気で実は大食い女子!? 美女ゴルファー、ユン・チェヨンの意外な素顔

日本で知る人ぞ知る選手となったユン・チェヨンを、直接インタビューする機会を得た。取材場所は韓国・金浦空港の国内線ターミナル。韓国女子ツアー「第6回ロッテカンタタ女子オープン」に出発する直前の彼女に、時間を作ってもらった。

まずは、去る4月の大会で日本の女子ツアーに対しての感想を聞いた。

「2014年の同じ大会に出場したときは、どうしてもたくさん緊張してしまい、良い成績を残すことができませんでした(23位)。でも、今回は2度目。いくらか肩の力もとれていたし、コースセッティングも素晴らしかったので、自然と良い結果が出ました。ミスをしないように努めていたら良い結果が出たという感じです」

ユン・チェヨンが二度目の日本ツアーで改めて感じたのは、日本のゴルフ環境の良さだという。韓国との違いをこんなふうに話す。

「あくまで個人的に思うことを言うと、コースセッティングやギャラリー文化は日本が圧倒的に良いと感じました。韓国も改善されてきましたが、まだ改善の余地があると感じています。韓国のゴルフ場は、季節によってコースのコンディションが大きく変わります。シーズン開幕直後の春頃はコンディションが少し悪い。でも、日本は4月にもかかわらず、コンディションが最高でした。一方で、選手の実力という面では、私の少ない経験からの印象ですが、韓国が強いと思います。韓国はランキング上位の数人だけが上手いのではなくて、1位から60位までみんな実力があり全体的なレベルが高い。日本は、特定の選手が上手いという印象があります」

ユン・チェヨンは、イ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネなど美女ゴルファーたちが務めてきた「KLPGA広報モデル」に8年連続で選出されている。毎年、実力と美貌を兼ね備えた選手10人だけが選抜される同モデルを8年連続で務めているのは、唯一彼女だけ。つまり、韓国の“元祖美女ゴルファー”といえるのだ。

(参考記事:2016年KLPGA広報モデルたちのグラビア写真が公開!! 「美しすぎる」と絶賛の嵐!!

そんな背景もあってか、日本では“8頭身プロ”などと報道されたことも。この愛称について、本人はどう思っているのだろうか。

「ちょっと大げさですよ(笑)。もっと背が高くないと8頭身は難しいでしょう。KLPGA広報モデルを務めているので、良く表現してくれたわけですよね。でも、気分はいいですよ! その愛称があったからなのかわかりませんが、初日が終わって、新聞に私の写真がとても大きく載ったんです。驚きました。“なんで初日が終わっただけなのにこんなに大きく?”って。きっとボミやハヌルの人気が高いおかげですよね。それで私はボミとハヌルに“あなたたちのおかげでこうやって記事が出たんだよ、ありがとう。もっと日本で活躍して”と感謝を伝えました(笑)」

イ・ボミやキム・ハヌルは仲の良い1歳年下の妹と話すユン・チェヨン。今の目標は、「一日でも長く現役生活を続けること」だという。以前、日本のゴルフ記者に聞いた話だが、韓国人選手たちが日本にやってくる理由の一つには、長くゴルフ選手でいられることも関係しているそうだ。

(参考記事:韓国美女ゴルファーたちに聞いた!! 日本から離れられないワケ

ということは、ユン・チェヨンも日本に本格参戦する可能性があるということだろうか。

「4月に日本でプレーしてみて、改めて日本ツアーでやってみたいという気持ちが生まれました。もし機会があったら行きたいですね。ただ、日本でプレーするとなると韓国ツアーと並行するのは難しい。行くなら、日本ツアーに専念するべきでしょう。やはり簡単なことではないです。海外で一人暮らししたこともないですし、ちょっぴり不安なところもありますね」

そう話す彼女に一歩踏み込んで、日本ツアーに本格参戦する可能性を数字で教えてほしいと聞いた。

「半々、つまり50%です。数年前に日本のQT(クォリファイングトーナメント)を受けたのですが、ダメでした。この前は、ヤマハの招待で出場することができたんです。それで日本ツアーを初めて経験して、なぜ韓国人選手が日本に行くのかがよくわかりました。ゴルフの環境がとても良いことを実感したんです。まだ何も決まったことはありませんが、もし日本に行くとなったら、たくさん応援してもらいたいですね(笑)」

旧知のゴルフ記者も『現場密着のゴルフ記者が明かす!イ・ボミ&キム・ハヌルの素顔』の中でふたりが日本のゴルフ環境に感心していたことを教えてくれたが、ユン・チェヨンも同じ気持ちのようだ。

終止笑顔でインタビューに答えてくれたユン・チェヨン。今のところ日本参戦の可能性は五分五分ということだが、期待せずにはいられない。イ・ボミやキム・ハヌルとともに日本でプレーする姿を見たいと思うのは、私だけではないはずだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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