【横浜市旭区】今こそ知りたい! 特殊詐欺被害に遭わないための対策を学んできました!
2021年8月19日(木)に横浜市旭区民文化センター「サンハート」で行われた特殊詐欺防犯啓発イベント「だまされないプロになろう!」に行ってきました!
主催は演劇や歌、吟剣詩舞、イラストなど、様々な表現者による表現方法で社会問題の周知・啓発活動を促進する団体「表現のチカラ」です。
令和2年度の特殊詐欺被害は全国で約278億円、そのうち神奈川県内では約33億円(横浜市はその約半分)の被害があったそうです。
たった1年間でこれだけの被害が出ているとは本当に驚きとショックです。
もはや他人事ではない、特殊詐欺被害。
ニュースでも度々特殊詐欺について報道されているので、何となく「私は大丈夫」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
私もそう思っていました。しかしこれだけ実際に被害が出ていると知ると、「大丈夫」という気持ちにも自信がなくなってきました。
被害に遭わないよう何をすべきか、メモを片手にじっくり学んできました。
まず、特殊詐欺のほとんどが固定電話で行われているということ。
電話での会話は顔が見えないだけに、耳に意識を集中するので相手の話す内容にどんどん聞き入ってしまいますね。
ここで大事なのが「頭は柔らかく、心は冷静に保つこと」だそうです。
そのトレーニングになる楽しいゲームを出演者の方が教えてくれました。
簡単なじゃんけんのゲームもスピードが上がると焦って頭と体が一致しなくなりますね。
頭ではわかっているのに、簡単なことの判断もできなくなったりします。
やはり心を冷静に保つことはとても大事だと実感します。
焦ると自分でも予想できない行動をしてしまいがちですね。
啓発イベントでは劇を通して、特殊詐欺被害に遭わないためのポイントを説明してくれました。
「表現のチカラ」代表のはだ一朗さん。
イベント最初の挨拶に始まり、劇中では刑事役とはださん本人役の2役を時にはシリアスに、時にはコミカルに演じ、詐欺被害に遭わないポイントをわかりやすく教えてくださいました。
途中、旭区内でギター教室をされている伊原ご夫妻によるギターの演奏もあり、心和む展開も。
旭区内のイベントでも度々素晴らしい演奏を披露されているご夫妻なので、ご夫妻のファンの方も多く、嬉しいひと時だったかと思います。
それにしても特殊詐欺の手口は本当に巧妙です。
数年前はオレオレ詐欺と言われ、電話口で息子や孫のフリをするという手口が多かったのですが、この数年であらゆる手口が見られるようになってきたそうです。
還付金詐欺、架空請求詐欺、ギャンブルや異性関係がらみの詐欺もあるとか。新しい手口を次から次へと、ある意味すごいです。
旭区は65歳以上の人口が横浜市内でも多い区。特殊詐欺被害に遭う方々の85%が65歳以上とのことで、ご家族だけでなくご近所の方にもぜひ防犯のポイントを知ってもらいたいと思いました。
「私は大丈夫」と過信せずに、常に慎重であることが大事です。
固定電話にかかってきた電話を気軽に取らない、または電話機にそういった詐欺被害を防ぐ機能をつけることも有効だそうです。
またお金が絡む内容の電話はその場で対応せず、一旦切って家族や警察に相談することを忘れずにいたいですね。
イベントを主催した団体「表現のチカラ」では横浜市全18区での防犯啓発イベント開催を目指して日々、活動中です。
旭区からスタートし、現在旭区含め4区での開催が決定。
また今後、同団体では「防犯演劇」を旭区内のケアプラザで開催予定。
2021年9月25日(土)に「今宿西地域ケアプラザ」、2022年2月8日(火)に「南希望が丘地域ケアプラザ」で開催を予定しています。
個人で、地域で、防犯に関する知識を身につけて日々安心して暮らせるようにしたいですね!
「表現のチカラ」
公式ホームページ