【横浜市都筑区】福祉事業所の焼菓子をSNS販売し始めた理由は? 美味しいお菓子を食べて支援できます!
福祉事業所の焼菓子をSNS販売する「つきあかり」さんの活動
横浜市都筑区で活躍する「つきあかり」さんは、福祉事業所の焼菓子を中心に、SNSを利用して詰め合わせのセットの販売を行っています。始めたきっかけなど活動に興味を持ち、取材させていただきました。
コロナ禍で売上減
コロナ禍で多くの企業が経済的影響を受ける中、「福祉事業所は大丈夫かな?」とふと心配になったそうです。予想通りに販売機会が減って困っているという状況を知り、「販売を手伝いたい!」と思ったのがきっかけだそうです。
「自分としては、良いことをしている、という感じじゃなくて、『みんなで協力して、一人でも多くの人が、明日が来ることを嬉しいと思える社会にしたい』という想いで、単純に自分ができることを手伝っているだけなんですね。
私は福祉事業所で作っているようなお菓子は作れません。でも、代わりに売ることは出来ますから。就労支援施設にとって、バザーや地域のイベントでの販売機会がなくなり、じゃあネットで販売と言ってもなかなかそのノウハウや労力がない中で、私が手伝えるならサポートしていきたいなと、SNSでの販売を思いつきました」(つきあかりさん)
自分の活動について語る遠藤さんは気負わず自然体で、無理のない範囲で楽しく遣り甲斐をもって活動をしている様子がうかがえました。思いついてから活動が軌道にのるまで、苦労なさったと思いますが、やり遂げる意志の強さがすごいです。
各事業所を回って仕入れ
2020年10月から活動を開始し、取引先も徐々に増えて、2022年5月現在、取引している事業所は16カ所だそうです。
毎週金曜日に各事業所を自転車で回って仕入れしたり、持ってきていただいたり、遠方の事業所は送っていただいているそうです。詰め合わせセットという形で販売しているため、規模の小さい事業所も取引が可能となっています。
「仕入れの日に雨だったりすると、商品を濡らさないように気を付けなければなりませんが、各事業所とコミュニケーションがとれますので、なるべくお会いして仕入したいと思っています」(つきあかりさん)
その際に、お菓子を購入したお客様の声を福祉事業所に届けることもしていて、双方をつないでいく楽しさも実感しているそうです。
誰がどうやって買うの?
お客様の多くは一般家庭の方で、SNSを通じてやり取りをされているそうです。普段は他の仕事もしているので、週末にまとめて発送作業をしているとのことですが、週末に取材した際も50セット発送予定とのことでした。
また、個人のお客様だけじゃなく、企業が従業員向けの福利厚生の一環で、休憩所に置くお菓子として購入してくれているそうです。スーパーにはないような珍しい菓子なので、手土産としても重宝していただいているとか。
「お菓子が持つあたたかさと、企業のニーズがマッチしているようで、好評です。従業員の方に手に取っていただくことで、今まで接点のなかった福祉事業所のことをお菓子を手に取ってもらうことで自然な形で知っていただき、歩み寄っていただけるのではないかと思います。
秋ごろには個人向けの定期便企画も考えているので、ぜひSNSをチェックしてみてください。10~12月までの3ヶ月間の定期便で、9月に募集予定です」(つきあかりさん)
16カ所の福祉事業所と取引
現在、取引のある事業所は16カ所ですが、必ず取引を始める前に商品を自分で買って食べて、品質を確認しているそうです。単純に、福祉事業所のお菓子だから取り扱うということではなく、自信をもっておススメできる商品を厳選して取り扱っています。
美味しいお菓子を食べて支援
美味しいお菓子を食べて福祉事業の支援ができるので、購入する方も福祉事業所も双方メリットがあって良いと思います。「つきあかり」さんならではの詰め合わせセットは、いろいろ事業所の商品を知ることができて、わくわく感がありますね。
SNSで購入のほか、以前、記事で紹介した「心のつながりカフェ YOKOHAMA NORTH STATION」(記事はこちら)でも、つきあかりさんのお菓子を購入できます。近隣の方はぜひお立ち寄りください。
基本情報
【事業所名】つきあかり
【Mail】tsukiakari8989@gmail.com
【ブログ】https://ameblo.jp/tsukiakari8989/entry-12687047001.html
【公式FB】https://www.facebook.com/tsukiakari8989
【公式インスタグラム】https://www.instagram.com/tsukiakari8989/