今年限りで引退のプーホルスは「最も多くの投手からホームランを打った打者」まであと1人
8月10日、アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、オースティン・ガンバー(コロラド・ロッキーズ)からホームランを打った。
レギュラーシーズンの試合で、プーホルスにホームランを打たれた投手は、ガンバーが448人目だ。さらにあと1人、新たな投手が加わると、プーホルスはバリー・ボンズと並び、最も多くの投手からホームランを打った打者となる。
ベースボール・リファレンスで調べたところ、ホームランの本数ではなく、打った投手の人数のトップ10は、以下のとおりだった。ちなみに、755本塁打のハンク・アーロンは350投手、714本塁打のベーブ・ルースは216投手だ。500本塁打以上の打者28人のなかでは、ジミー・フォックス(534本塁打)の172投手が最も少ない。
昔の打者は、本数の割に投手の人数が少ない。それについては、4月に「400投手以上からホームランを打った打者たち。プーホルスは新記録まであと8人」で書いた。
人数のトップ10のすぐ下には、ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)が位置する。352人の投手から、計506本塁打だ。プーホルスは、今シーズン限りで引退する予定だが、カブレラは、来シーズンまでプレーするらしい。来シーズンは、8年2億4800万ドルの契約最終年だ。
なお、ボンズとプーホルスのどちらにもホームランを打たれた投手は、98人を数える。そのなかには、殿堂入りしている投手、グレッグ・マダックス、ジョン・スモルツ、ランディ・ジョンソン、トレバー・ホフマンや、日本人投手の石井一久と大家友和もいる。