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今年限りで引退のプーホルスは「最も多くの投手からホームランを打った打者」まであと1人

宇根夏樹ベースボール・ライター
Aug 10, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月10日、アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、オースティン・ガンバー(コロラド・ロッキーズ)からホームランを打った。

 レギュラーシーズンの試合で、プーホルスにホームランを打たれた投手は、ガンバーが448人目だ。さらにあと1人、新たな投手が加わると、プーホルスはバリー・ボンズと並び、最も多くの投手からホームランを打った打者となる。

 ベースボール・リファレンスで調べたところ、ホームランの本数ではなく、打った投手の人数のトップ10は、以下のとおりだった。ちなみに、755本塁打のハンク・アーロンは350投手、714本塁打のベーブ・ルースは216投手だ。500本塁打以上の打者28人のなかでは、ジミー・フォックス(534本塁打)の172投手が最も少ない。

筆者作成
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 昔の打者は、本数の割に投手の人数が少ない。それについては、4月に「400投手以上からホームランを打った打者たち。プーホルスは新記録まであと8人」で書いた。

 人数のトップ10のすぐ下には、ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)が位置する。352人の投手から、計506本塁打だ。プーホルスは、今シーズン限りで引退する予定だが、カブレラは、来シーズンまでプレーするらしい。来シーズンは、8年2億4800万ドルの契約最終年だ。

 なお、ボンズとプーホルスのどちらにもホームランを打たれた投手は、98人を数える。そのなかには、殿堂入りしている投手、グレッグ・マダックスジョン・スモルツランディ・ジョンソントレバー・ホフマンや、日本人投手の石井一久大家友和もいる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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