沖縄・先島諸島 エルニーニョ現象の影響で冬場に長雨
【沖縄の先島諸島(宮古島・石垣島など)は長雨・日照不足】
沖縄の先島諸島には、4年ぶりに『長雨と日照不足に関する気象情報』が出ています。
【冬場に長雨珍しく】
12月の雨日数(日降水量10ミリ以上)は石垣島で7日となり、平年(3.3日)のおよそ2倍以上となりました。
また、沖縄で300ミリ以上の雨というのは台風や梅雨時期に降る雨、それ以上に相当します。
去年から続くエルニーニョ現象の影響で、平年に比べてフィリピンの東で高気圧循環が強まり、高気圧の縁を廻る湿った南風の影響を受けて、広い範囲で長雨や日照不足の影響が出ていると考えられます。高温も続いています。
雨が降りやすい環境で、次々に気圧の谷や前線が通過、湿った空気の影響もあってまとまった雨量となっています。
【降水量・平年比】
去年12月からの降水量は宮古島で平年のおよそ2倍の雨、石垣島はおよそ2.5倍、波照間は3倍以上となり、那覇に比べて多くなっています。
【日照時間・平年比】
八重山地方で少なく、平年の半分の50%程度となっています。
【今後の見通し】
先島諸島ではこの先1ヶ月程度、雨が多く、日照の少ない状態が続く見込みです。
農作物の管理に注意が必要です。