【洲本市】「もう一人でがんばらないで」洲本市初の助産院「助産院MOM 」
安心感のある洲本市で初の助産院
一般社団法人ファミリーケアセンターが運営する「助産院MOM」は、2023年3月にオープン。オーナーの岡垣さんは、地域母子関係の仕事に務める中で、産後の悩みをかかえるお母さんをたくさん目の当たりにしてきました。働く中で、日々感じていた民間の産後ケアの必要性。「どうにかしないといけない」という強い想いが、助産院MOMの開院に繋がりました。
「ここが開院するまで、洲本市に産後ケアをしてくれる場所はありませんでした。母子手帳交付や新生児訪問の仕事をこなす中で、妊娠中や産後のメンタルケアの必要性をずっと感じていたんです。しかし産後ケアのみを行う助産院の経営は全国的にみてかなり厳しい。前職を退職してここを開院する際は、反対する意見もありましたが「誰かがやらなければ』という想いで今に至ります」。
助産院MOMは、0歳から赤ちゃんを預けて、ゆっくり宿泊や食事ができる助産院です。また、自分たちにあったプランを10,000円からオーダーメイドできるのも魅力のひとつ。「当院は家族全員で利用できますし、「夜ご飯は、外に食べに行きたいので赤ちゃんをみてください」、「夜間だけ赤ちゃんをみてください」など、要望に応じてケアプランをオーダーメイドしていただけます。宿泊だけでなく、急なショートステイやナイトステイなどもできるので、何でも相談してください。自費でも利用できますが、市役所を通せば1割負担の料金で利用していただけます」。
産後は一人でがんばらないでほしい
現在では、島内だけでなく県外からも産後ケアを求めて、訪れる方が増えているそうです。多様な悩みを抱えたお母さんたちの要望に応え、赤ちゃんを預かる仕事に、「苦労は全く感じたことはない」と岡垣さんは言います。
「私は、26年以上助産師として、お母さんや赤ちゃんに寄り添って働いてきました。赤ちゃんは可愛いですし、私たちの経験や知恵で、お母さん方の生活が少しでも改善されるのならやりがいでしかないですね。絶対に必要な施設ではないかもしれませんが、当院の産後ケアを通して、お母さんやその家族が普段の生活に元気よく戻っていけたら、それだけでうれしいです」。
助産院MOMでは、スタッフだけでなく呼吸器センサーも完備。24時間赤ちゃんを見守ってくれます。また、助産師会の保険に加入しているので、施設内でのトラブルへの補償や弁護士費用の負担、医療機関への送迎も行なってくれます。
「最近では、移住された方や島外からお嫁に来た方の利用も増えています。離乳食サロンや子育てママたちのランチ会など、交流会も開催しているのでぜひ参加してほしいです」。
岡垣さんは、助産院の運営だけでなく、乳児教育の講師やイベントを開催し、産後ケアの必要性を伝えていく活動もされています。
「これからもお母さんたちには、「一人でがんばらないでね」と伝えていきたいです。人の力をかりて、家族みんなで休んで、より良い生活を送ってほしいですね。また、今後は一般社団法人として、色々なイベントも計画していますので、多くの方に参加していただきたいです」。
「今、助けてほしい」そんな時に、産後ケアをしてくれる場所がある。
助産院MOMは、産後のお母さんやその家族に、やさしく寄り添ってくれる洲本市唯一の助産院です。
助産院MOM
MOMでは、産前産後ケアを行なっています。宿泊型・通所型・訪問型など、お母様のご要望に合わせた形でケアを行えます。
住所:〒656-0051 兵庫県洲本市物部1-17-13
電話番号: 0799-20-6226 or 080-6165-6192
公式HP:https://mom-awaji.jp/
instagram:@mommw_awaji