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私は、断酒を誓った、元TOKIO・山口達也さんの功績は、非常に大きいと思います。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

先週の金曜日の夜、元TOKIO・山口達也さんは、
私のカウンセリングルームがある名古屋市内で講演会をなさいました。


山口達也さんは、過去、不適切なことをたくさんしてしまいました。
でも今は、誠実に、お仕事を頑張ってらっしゃいます。

山口達也さんのおかげで、
「アルコール依存症は治らない」と知った人は少なくないようです。

そう、アルコール依存症は、治らない心の病なのです。
でも、飲むをやめ続けることは可能です。それを完治ではなく寛解と言います。

山口達也さんは、「寛解の大切さ」をお話ししています。
私(竹内成彦)は、山口達也さんの功績は、とても大きいと思います。

私のカウンセリングルームにも、今も、アルコール依存症の方が訪ねて来ることがあるのですが、多くの方は、「昔のように酒を嗜(たしな)む人に戻りたい」と考えています。「お酒を飲みながら、楽しく食べ語り、その場と時間を共有できる人に戻りたい」と考えています。
でもそれは、哀しきかな、もう叶いません。1度、アルコール依存症になった方は、もう一生、お酒を口にしてはいけないのです。それがアルコール依存症という心の病です。

性嗜好障害も同じです。←詳しくは、性的しらふをご覧ください。
性犯罪で警察に捕まった人は、もう一生、一歩家の外を出たら、女性を目で追ってはいけないのです。ミニスカートを履いた女性の太ももを見てはいけないのです。可愛らしい女性を見て、テンションを上げてはいけないのです。

山口達也さんのおかげで、私のカウンセリングルームに来る人も変わり始めています。以前は、「治す方法だけ教えてくれや」という人が多かったのですが、彼のおかげで、「自分の病気と向き合い、やらない努力を継続していくことが大切だ」とおっしゃる人が増え始めました。

アルコール依存症も性嗜好障害も、一生完治することはありません。
けれど、やめ続けることは可能です。←これを寛解と言います。
自分1人で頑張ろうと思うのではなく、適切な指導者や同じ仲間と一緒に、頑張り続けて欲しいと思います。アルコール依存症も性嗜好障害も、本人の強い意志や根性、周囲の説得や説教や刑罰で治るほど、そんなヤワな相手じゃありません。

私はこれからも、元TOKIO・山口達也さんの活動を応援していきたいと思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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