Yahoo!ニュース

【京都・舞鶴市】匠考案の焼き方で魅了。肉汁まで美味なステーキに舌鼓

メエメエヤギライター

 行楽の秋。「京都の港町」とも称される舞鶴も京都府人気の観光地の一つ。その舞鶴で食通の間で話題になっている店が、ホテルベルマーレにある「鉄板焼 舞鶴」です。この5月末に誕生したお店ですが、総料理長の大坪俊孝さんが考案したステーキの焼き方が肉汁を安定させ、より美味しくしているというのです。取材させていただきました。

手前デザートラウンジ、奥が舞鶴湾が見えるカウンター席
手前デザートラウンジ、奥が舞鶴湾が見えるカウンター席

舞鶴湾に面して鉄板台があり、特等席はカウンター

「鉄板焼 舞鶴」は、ホテルベルマーレの2階。入口を入ると、個室があり、こちらにも鉄板台が設(しつら)えてありました。

 その次のコーナーはデザートラウンジ。そして、一番、奥のコーナーが舞鶴湾に面して、焼き台とともにカウンター席(10席)が並びます。ガラス窓越しに舞鶴湾が見え、目前ではステーキなどの調理風景が楽しめる、特等席と呼びたい席がここです。

一般社団法人日本鉄板焼協会 副会長も務めておられる総料理長の大坪俊孝さん
一般社団法人日本鉄板焼協会 副会長も務めておられる総料理長の大坪俊孝さん

総料理長の大坪俊孝さんのステーキが楽しめる幸せ

 今回、調理を担当していただいたのは、総料理長の大坪俊孝さん。

 リーガロイヤルホテル大阪で修行後、ホテル日航福岡、シーホークホテル&リゾートの料理長を務め、国内のみならず海外でも活躍。この2月から「鉄板焼 舞鶴」の総料理長に就任。現在、一般社団法人日本鉄板焼協会 副会長も務めておられます。また、『プロの鉄板焼“ステーキの技法”一般社団法人 日本鉄板協会編』(旭屋出版)でもその技術を惜しみなく披露し、指導もしておられます。

プロの技を披露
プロの技を披露

 カウンター席に座れば、大坪さんの技術をしっかりと見ることができます。

 たとえば、焼き野菜はじっくり加熱し、旨味を引き出すことを大切にしています。また、ステーキでは一度、焼き色を付けたものを、鉄板の低い温度の上に金網を乗せて、そこにクロッシュ(ステーキカバー)をかぶせてゆっくりと休ませ、肉汁の安定をはかります。中心部がピンク色になったら、肉汁が安定した証しだとか。

クロッシュ(ステーキカバー)をかぶせてゆっくりと休ませ、肉汁の安定をはかります
クロッシュ(ステーキカバー)をかぶせてゆっくりと休ませ、肉汁の安定をはかります

新鮮な魚介類も鉄板の上で素早く、かつ美しく焼き上げていきます。

魚介も手際よく焼き上げていきます
魚介も手際よく焼き上げていきます

 また、どんな質問にも丁寧に解説していただけ、勉強にもなりました。

 大坪さんは手際だけでなく、見場よく、美味しく食材を仕上げていきます。さすがは、ステーキ界の重鎮なのです。

 目を凝らして、鉄板での技術をみている間に、ステーキは仕上がっていきます。

均等な大きさにステーキをカット
均等な大きさにステーキをカット

 今回はデザートまで鉄板で調理していただきました。

時にはデザートまで鉄板で仕上げることもあります
時にはデザートまで鉄板で仕上げることもあります

厳選された黒毛和牛や舞鶴産の魚介や旬の野菜を使用

 食材は、総料理長や料理長が日本各地から厳選した黒毛和牛をはじめ、地産地消をめざし舞鶴産の魚介や新鮮野菜を使っているとか。

厳選された和牛を使用
厳選された和牛を使用

地産地消をめざし、地元の新鮮な魚介を中心に仕入れています
地産地消をめざし、地元の新鮮な魚介を中心に仕入れています

 そして、腕を振るった食材はあっという間に、美味な鉄板焼に変身です。前菜、スープ、魚介に鉄板焼、サラダ、焼き野菜、ステーキ、ご飯、赤出し、香の物、季節のデザート、コーヒー・紅茶に至るまで何を食しても笑顔になれました。

盛り付けも美しい前菜
盛り付けも美しい前菜

野菜の旨味感じる焼き野菜
野菜の旨味感じる焼き野菜

ワインも豊富
ワインも豊富

肉汁まで美味なステーキ
肉汁まで美味なステーキ

 ランチは4,290円(税込)、5,500円(税込)、8,800円(税込)の3種。夜のディナーは11,000円(税込)、14,300円(税込)、18,700円(税込)、22,000円(税込)まで4種類あります。

 ちなみに、個室(6名)の利用は大人3人以上で、料理はランチならお一人様5,500円以上、ディナーならお一人様14,300円以上なら個室料は無料になるとか(ただし、事前予約必要)。

個室(6人)も利用可能
個室(6人)も利用可能

「鉄板焼 舞鶴」 :京都府舞鶴市字浜2002-3 ホテルベルマーレ2階/電話0773-68-9292(直通 )/営業時間ランチ11:30~14:30(ラストオーダー13:30)、ディナー17:30〜21:30(ラストオーダー20:30)/ホームページ http://www.h-mare.co.jp/maizuru/

取材協力:鉄板焼 舞鶴

ライター

「食いだおれ」大阪出身で、食べることが大好き。新聞、雑誌記者、テレビ番組のブレーン、放送作家等を経て、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどの制作プロダクション「編集分室」の代表に。著書は「女将の顔」など。記者時代に渡仏30数回を誇る!?いたって「好奇心旺盛」。

メエメエヤギの最近の記事