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【厚木市】荻野運動公園で「涼と森林浴」野草園は深緑の盛り

その写真が趣味の主婦ライター(厚木市)

こんにちは、そのです。厚木市民の憩いの場としておなじみの「荻野運動公園」ですが、そんな荻運の癒し空間「野草園」を今回ご紹介したいと思います。

わたくしごとで恐縮ですが、野草園は子育て中かなりお世話になりました。何かとやらかすタイプの子だったため普通の公園には行けず、野草園がもっぱら息子の遊び場でした。私にとっては子育ての思い出の場です。

ということでやってきました。広い駐車場に車を停めて中央広場の入り口です。

いつ来ても季節のお花がきれいです。ココから3分ほど登ると野草園の管理棟があります。

野草園の管理棟

こちらの山小屋風のステキな建物が管理棟です。奥側がトイレ

※ 野草園の開園時期は3月〜11月
 12月〜2月は閉園しています。
※ 入園時間は 9時〜16時 (最終入園時間)

管理棟の前の芝の広場です。次男が初めて歩いた場所・・・。 あ、すみません。つい、いろいろ思い出してしまって。

管理棟の中に入ると受付があるので、ココで受付簿を記入します。( 入園料 無料 )

受付に園内MAPもありますよ。

普段はテーブルと椅子が置かれている空間ですが、コロナ禍のため撤去中です。ココから外に出ます。

散策スタート

野草園はもともとあった杉や紅葉樹などで構成された広大な敷地内に200種類、8万株あまりの野草があります。野草の保護、国内の貴重な野草の見本園として、季節の巡りの中でその時々の野草を楽しめます。

まず、左方向の「水の谷」へ。

水の谷

下の方に池っぽいところが見えます。

すぐ横が住宅街とは思えない完全な森林です。

下に降りてきました。かつてここには水の流れがあったそうですが、今は池があるのみのようです。

野草の散歩みち

水の谷から「野草の散歩みち」エリアへくるとセツブンソウがあります。開花時期は2月とのこと。

野草園のオープンは3月ですが、セツブンソウの開花に合わせて、毎年2月後半の土日に「特別公開日」が設けられるそうです。

分岐点に差し掛かりココからは「樹の谷」エリア。

樹の谷

なるほど、まっすぐに天高く伸びた杉が目立ちます。

これはオオバギボウシ。新芽の若葉はウルイと呼ばれ、山菜として食べられるそうです。

この白い花は山紫陽花。山紫陽花は日本の原種だそうで、西洋紫陽花にくらべ控えめで可憐な花が魅力。

山紫陽花が続く道
山紫陽花が続く道

アケボノショウマはもう終りかけのようです。花言葉は「自由」。いろんな意味で自由になりたい(笑)

この山紫陽花はうっすらとピンクでかわいいですね。葉っぱがお好みの虫でもいるのでしょうか。けっこう穴だらけ。これも野草ならではですね。

『この谷のおおきな木は杉です。杉は日本の特産で、昔から私たちの生活に重要な木です。日本書紀にも書かれ太古の昔から建築や和船などの材料として利用されてきました。』

散策道の途中にあるパネルの後半部分にこう書かれていました。近年は杉花粉症などで嫌われがちな杉の木ですが、昔から日本人の生活には欠かせない木だったんですね。

これはおなじみの西洋紫陽花。淡い色のグラデーションが素敵ですね。

イワシャジンの開花はこれからですが、時々持って帰ってしまう人がいるらしく、「園内の野草はここで鑑賞するだけにしてください。」とのことです。

出典:荻野運動公園
出典:荻野運動公園

確かにかわいい花ですが、ルールをきちんと守って楽しみましょうね!

ギボウシの蕾です。ギボウシの名前の由来は、寺院や橋などの欄干の飾りに使われるタマネギのような形をした装飾の擬宝珠(ギボシ)似ているからだそうです。

咲くとこんなかんじ。なんだか気品がありますね。

出典:荻野運動公園
出典:荻野運動公園

丘の休憩所

一息つける長いベンチのある休憩所。

シダの谷・見晴らしの丘

一服のあと「シダの谷」から「見晴らしの丘」に向かいます。

かわいいホタルブクロとドクダミのコラボ。

ちょっとだけ竹林も!

まだ蕾でしたが、もうすぐ夏の目玉 レンゲショウマの開花時期です。

出典:荻野運動公園
出典:荻野運動公園

レンゲショウマが咲く幻想的な光景を見られるのももうすぐですね。

涼やかな青もみじ

キリンソウ、ニッコウキスゲは今が見頃です。

見晴らしの丘にもベンチがあります。景色もよく気持ちいい!

野草の丘

見晴らしの丘から、最後の野草の丘に向かいます

ヤマユリの蕾はサルの好物だそうです。滅多にないようですが、もし散策中サルと遭遇した時には、目を合わさず近寄らないようにしてくださいとのことです。

咲くとこんなにゴージャスな百合なんですね!

出典:荻野運動公園
出典:荻野運動公園

可憐なシチダンカ(七段花)は紫陽花の仲間だそうです。

これからこの辺りは、キキョウ(7月〜8月)、ヤブラン(8月〜9月)、オトコエシ(8月〜10月)、リンドウ(10月〜11月)などなど続々と開花予定。楽しみですね!

真っ赤なマツモトセンノウ(松本仙翁)が咲いていました。花言葉は「ふたりの秘密」。なんだかドキドキしちゃいますね。

シモツケソウの鮮やかなピンク色の花もそろそろ終わりかけのようです。

なんと野草園、27年前のオープン時に国土交通省大臣表彰の「手づくり郷土(ふるさと)賞」を受賞していたようです!

ということで、管理棟に戻ってきました。

今回、案内してくださった、副所長兼、園地管理課長の照沼さん。お休み中のところありがとうございました。

帰りは、見晴らしの丘方面から下りました。

見晴らしサイコー! 気持ちいいー!

ついでに、荻野運動公園の名物ロングすべり台も撮影。

野草園は、多目的広場から上まで一直線の階段が最短ルートです。

久しぶりの野草園でしたが、なつかしい思い出とともに、新たな魅力も再発見できたりと充実したひとときを過ごせました。

わざわざ山に行かずとも、森林浴と小一時間程のほどよい運動ができる野草園。まだ行ったことがない方、久しく行っていない方、是非行ってみてはいかがでしょうか。

荻野運動公園
所在地:〒243-0202 神奈川県厚木市中荻野1500 地図
問合せ:046-225-2900
休園日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場:520台(無料)8時~21時30分
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野草園
開園期間:3月〜11月(12月〜2月は閉園)
開園時間:9時~16時(最終入園時間)
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公式ホームページ
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写真が趣味の主婦ライター(厚木市)

主に、車で行ける郊外のカフェや穴場スポットを巡っています。スマホですが写真を撮ることが好きです。写真を通して、お店やその場所の持つ個性を表現できればなと思います。

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