開拓地での生活は電気代タダ。オフグリットな生活に選んだソーラーライトはこれだ!#49
電気、水道、ガス…。普段の生活では当たり前のように使えていたもの。この当たり前にあったものが開拓地には何もありません。
数年前からキャンプにハマり、野営も多少は嗜んできたつもりです。野営に行けば電気、水道、ガスのない夜は何度も経験してきました。
ただそれは「非日常」のごくわずかなひと時の不便。
今の僕たちの開拓地は「日常」となってきています。
【水】についてはありがたいことに近隣の道の駅で天然水を汲むことができ、キレイな清流も近くに流れているため困りはしませんでした。現在も雨水タンクを設置し、さらに快適な水生活が送れる様になってきています。
【ガス】は今の段階では使うことがありません。料理は焚き火か使い捨てのガスコンロ、もしくはIHヒーターで事足りています。お風呂を準備できる様になるまでは不要だと思っています。
それに比べて【電気】は開拓初日からでも必要となり、準備しない訳にはいきません。開拓当初は充電したLEDライトやオイルランタンを使用していましたが、これをソーラーライトに切り替えてみることにしました。
今回は僕たちが購入したソーラーライトのご紹介です。
最初に購入したソーラーライト
まず最初に購入したのは、ガーデンライトと呼ばれる埋め込み式のライトです。
開拓を始めたばかりの時は小屋はもちろんなく、ハイエースに寝泊まりしての生活でした。なので必要とする灯りは車内のライトでまかなえていたのですが、夜間は本当に真っ暗になるため深夜トイレに行く時のためのガイドとして自動点灯するタイプのソーラーライトを購入しました。地面に埋めて使うこともできますし、安心の防水設計。
今はビルドした小屋の入り口に置き、ドアの場所の目印として活用しています。周辺を照らす明るさはありませんが、このように地面やウッドデッキの角などガイドとして置くのがオススメです。
人感センサー付きソーラーライト
次に購入したのが、人感センサー付きのライトです。雨水タンク設置と同時に購入しました。理由としては夜間トイレに行った後に手を洗う、食器を洗いに行くなどの時にわざわざスイッチを探さなくても自動で付いてくれると便利だろうと思い選びました。
これが意外や意外、ソーラーライトとは思えないほど明るいんです。
このライトは照明モードが3つ搭載しており、人が通ると自動的に点灯(20秒)して消灯するモード。人が通るとローライト(20%光量)からストロングライトに変化(100秒)してローライトに戻るモード。日中は蓄電し、夜になると自動点灯し続けるモードです。
そして何気に便利なのが「日中でも電気を点けることができる」ということ。これは何が便利かというと次のライトを紹介しながらご説明していきましょう。
メインの小屋、倉庫兼トイレ小屋に暖色系ライト
3畳の小屋、そして新しく作った1畳の小屋に導入したのがこちらのソーラーライトです。
見た目がおしゃれで、小屋の雰囲気を損なわない暖色系の光。そして何よりも明るいことからメインライトとして使っています。
明るさの光量で言えば雨水タンクにつけたライトの方が明るく感じますが、あちらはセパレートになっているため片方のライトだけで比べれば断然こちらの方が明るいです。
この光量が魅力的で倉庫兼トイレの小屋にも追加購入しました。
ただ、一つ残念なのが「自動点灯のみ」なところ。
陽が暮れ始めて、段々と室内が暗くなってきた時、このライトはまだ点灯してくれません。本当に暗くなってからでないと点灯しないというのがデメリットです。日暮れの時間帯が見えない訳ではないけど、明かりが欲しい…という微妙な時間なんですよね。リモコンでいくら「オン」を押しても、点灯しません。無理矢理ソーラーパネルを黒い布やTシャツで包んでしまえば点灯してくれますが、それはそれで面倒でもあります。今はその時間帯についてはLEDライトなどで対応していますが、自動点灯だけでなく任意に点灯できたら尚良かったなと思います。ただ、夕暮れ時にしっかりと明るさを確保できるほどの光量はないのかも知れませんが。
侮っていたソーラーライトたち
ソーラーライトって「明るくないんじゃないか」「すぐに電気が切れてしまうんじゃないか」という不安もありましたが、全然持つことに驚きました。
普通の家のような明るさはもちろん無理ですが、生活が問題なくできるレベルの明るさで電気代がかかっていないって、すごいですよね。本当にソーラーライトを侮っていました。
いずれは電気の契約もすることになると思いますが、少しの間オフグリッドな生活を経験していきたいと思います。
KAGARIBI けい
〜プロフィール〜
最近テントサウナにハマる 夫けい。サウナは好きでも水風呂に入れない 妻ゆか。
山林を購入してセルフビルドを楽しんでいます。
YouTubeチャンネルも応援よろしくお願いします。「KAGARIBI」