【大牟田市】1月13日(土)より刀剣イベント「かたなたびー刀とめぐる大牟田ー」が開催されます!
2024年1月13日(土)より1月31日(水)まで、「かたなたびー刀とめぐる大牟田ー」が開催されます!
平安時代末期、筑後国(福岡県南部)に「光世(みつよ)」という刀工が活躍していました。光世は三池の地(現在の大牟田)に居住していたことから「三池典太光世(みいけてんたみつよ)」を称し、その一派は「三池派」と呼ばれていました。
三池派の作風として「身幅が広く重厚感がある」ことが挙げられます。「霊力が宿る刀」としても知られ、かつて加賀(石川県)の武将前田利家の娘で豊臣秀吉の養女となった豪姫(ごうひめ)が原因不明の病に伏した際、三池典太光世の作刀による「大典太光世」を枕元に置いて治癒祈願をしたところたちまち快癒したという逸話も遺されています(現在、大典太光世は国宝太刀として、前田家伝来の文化財を保存する財団公益財団法人前田育徳会に所蔵されています)。
「かたなたびー刀とめぐる大牟田ー」では、いにしえより大牟田に伝わる刀剣の歴史を紐解きます。
カルタックスおおむた(三池カルタ・歴史資料館)と三池地区公民館で開催される刀剣展示では、三池派の古刀に加えて四郎國光(しろうくにみつ。江戸時代より続く刀匠一派)による刀剣が展示されます(カルタックスおおむたは1月16日~31日、三池地区公民館は1月13日~31日の展示。いずれも入場無料)。
同じくカルタックスおおむたで開催される刀剣講座では、三池典太光世や刀剣をテーマとした歴史講座を受講できます(1月21日。入場無料)。
また四郎國光鍛錬場では、四郎國光一門による貴重な刀の鍛錬を見学することができます(1月28日。入場料500円、定員150名)。
大牟田でうまれた「大典太光世」は、「天下五剣(てんがごけん)」の一振にも挙げられる銘刀として現在も広く知られています。
最近では日本刀をテーマとしたゲームや舞台などのブームから、若い女性などの間でも日本刀への人気と関心が高まっています。この機会に大牟田の地に古くから根付く伝統の刀文化に触れてみませんか♪
●カルタックスおおむた(大牟田市立図書館)●
〒836-0861 福岡県大牟田市宝坂町2丁目2−3
●三池地区公民館●
〒837-0921 福岡県大牟田市三池629−2
●四郎國光鍛錬場●
〒837-0906 福岡県大牟田市倉永451−2