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凍った池の上に乗ったボールってそのまま打っても良いの?ルールを詳しく解説します。

AKI GOLFゴルフを愛するシングルプレイヤー

まずは以下のInstagramでの投稿を見てほしい。

参考動画:Instagram henachoko.salaryman.golfer

こちらは凍った池の上に乗ったボールを打っている映像である。

これは果たしてルール的には問題ないのだろうか?本記事ではこのルールを詳しく解説する。

まず答えから述べると、凍った池の上にあるボールを打つことはルール違反ではない。

なぜならレッドペナルティーエリア内は、打つことが可能であればそのまま打つことを選択しても問題ないからだ。

凍った池でなくとも池の中のボールを打てそうだと思った場合には、そのまま打つ選択をしても問題ない。

池の中から打ったショットとして有名なのが、石川遼選手がプロ初優勝を決めたマイナビABCチャンピオンシップ18番でのウォーターショットだろう。現在ではコースが改修されてしまったが、この18番で石川遼プロの真似をしたことがある人も多いのではないだろうか。

レッドペナルティエリア内でショットを行う際、以前であればソールしたり自然の不用物(ルースインペディメント)を取り除くことができなかったが、2019年のルール改定以降はこれらも禁止されなくなった。つまりジェネラルエリア(ティーイングエリア、バンカー、グリーン、ペナルティエリア、OBを除いた全エリア)と同じようにレッドペナルティエリア内でもプレーが行えるようになったのである。(しいて違う点を挙げるとすれば、レッドペナルティエリア内での救済措置は受けられない)

ただし凍った池の上でのショットはかなりの危険が伴うので、正しくレッドペナルティエリアからの救済を受けることを筆者としては強くお勧めしたい。

※レッドペナルティエリアからの3つの救済方法(全て1打罰)
1.最後にラインを横切った点とピンを結んだ後方のエリアにドロップ
2.最後にラインを横切った点から2クラブ以内でホールに近づかない場所にドロップ
3.元の場所に戻って打つ

ゴルフを愛するシングルプレイヤー

ゴルフを愛してやまないシングルプレイヤー。慶應義塾大学商学部卒業。最大飛距離300ヤード以上を誇るビッグドライブが武器。ベストスコア69。2024年度四国アマ出場選手。ゴルフ上達のために蓄えた豊富な知識を世の中に広めることを目標に活動している。「フォロー」ボタンをクリックすると、他の記事も読めるようになります。ぜひフォローをお願いいたします。

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