【ゴルフ】右足体重に注意 理想的なパッティングのアドレス
前後左右偏りない体重配分が理想的
平均スコア90ゴルファーの7フィート(約2メートル)からの1パット確率は32%、30フィート(約9メートル)からの3パット確率は18%と言われている。多くのゴルファーは、ショートパットやロングパットの精度向上の余地が大きいと言えるだろう。
まず確認するべきなのはアドレス。バランスの良いアドレスはショットだけでなくパッティングでも求められる。そして、「何のバランスか」という点では、足裏にかかる体重配分が挙げられる。
基準は前後左右偏りないアドレス。「右つま先」「右かかと」「左つま先」「左かかと」にそれぞれ25%ずつ体重がかかるアドレスだ。
一般のゴルファーは右足体重のアドレスになりやすい
一般ゴルファーのアドレス
多くのゴルファーは荷重が右足へ偏っているようだ。「ほぼ左右均等の体重配分でアドレスしているプロに対してアマチュアは『左足40%、右足60%』の体重配分」という報告がある(下のイラストを参照)。
「右手を左手の下にして握るため右肩が下がり、背骨が右に傾くため、それにつられて体重が右に偏る」といったことなどが理由として考えられる。
右足体重だと効果的にボールに力や回転をかけられない
右足に体重が偏ってしまっては、ストローク軌道に悪影響を及ぼしてしまう。ストローク中、土台となるべき下半身が不安定になりやすい。また、過剰なアッパーブローの軌道になるなど、適正なヘッド軌道でボールをヒットしにくくなってしまう。
ショットと同様に、右足体重でストロークしてしまうと、ボールに適正な力や回転をかけにくくなるのだ。
練習器具を使ってチェック
バランスクッションを使って左右のバランスをチェックすると良い。左足に偏っていると左足側が、右足に偏っていると右足側が、へこんだ状態になる。左右のへこみが同程度になれば、それがほぼ左右均等の体重配分ということになる。
体重が右足に偏る傾向があるゴルファーは、左右均等に(同程度のへこみに)なるようにアドレスすると、普段よりも左に体重をかけている感覚になるだろう。窮屈な感じにもなるかもしれないが、それが基準となる。
前後(つま先側とかかと側)にも偏らないようにしたい。それも基準となる。多少、自分流にアレンジするとしても、基準からは大きく外れないようにしよう。
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