【京都市】右京区 嵐山『虚空蔵 法輪寺』で9月9日『重陽の節会』の菊酒をいただき長寿祈願♪
「高津商会」のある太秦から嵐電に揺られ西へ移動すると観光名所である「嵐山」にでます。大井川の上にかかる「渡月橋」を渡り、『虚空蔵 法輪寺』へとむかいます。
『虚空蔵 法輪寺』では「重陽の節会」が2022年9月9日 (金) 13時から行われます。
9月9日は陰陽道では陽数(奇数)の中でも最大の数9が重なり、もっともパワーがある日とされてます。
以前にも重要の節句について記載した記事がありますのでご参照くださいませ。
「菊の節句」と呼ばれる「重陽の節句」では、菊の花のしずくから霊薬を得、長寿を保つと伝う長寿祈願が行われます。
甦りの力を持つと言われる菊は、菊水を飲み続け700年生きた中国の人の話に基づきます。その菊酒から霊薬を得て長寿を保ったと伝わる菊慈童像があるのが、ここ「法輪寺」でもあります。
「重陽の節会」では菊供養が行われたり、金剛流により「能楽・枕慈童(まくらじどう)」も奉納されます。
奉納後に、菊から取れた『菊酒』をいただくと災厄を逃れると言われています。菊酒を飲み、厄を祓い長寿を願い「菊の被綿(きせわた)」をします。これは、前夜に菊に被せた綿に降りた露で身体を拭くと、長寿になると伝えられており、我が家では親のために綿をいただきに行きます。
また朱色の袋に入った息災長寿を祈願した「茱萸(しゅゆ・ぐみ)袋」をいただきます。造花の赤・白・黄の菊が3本ずつと茱萸の枝がさしてあります。この日限定で頂戴できるありがたいものです!この袋をぶら下げておくことで、災難から逃れられるそうですよ。
本堂では「菊の着せ綿」が左右に3本づつ飾られ、右側の脇間に「菊慈童」の人形がお祀りされています。
713年に行基が開創した嵐山『虚空蔵法輪寺』は、真言宗五智教団の寺院。本尊は虚空蔵菩薩で、「日本三大虚空蔵」と称されます。
京都では『虚空蔵法輪寺』の「十三詣り」が有名です。「十三詣り」とは、3月13日から5月13日まで数え年13歳になった男子と女子が福徳と智恵を授かるために参詣するのです。『今昔物語集』『枕草子』『平家物語』などにも名前が見られるほど、昔から有名なお寺さん。丑年・寅年生まれの守り本尊としても知られているので、寅年生まれの友達と今年のはじめにお参りしました♪
本殿に向かう途中に鎮守社である『電電宮』が見えてきます。電気、電波の祖神として電波や電気事業を祈願する神社、シンセサイザー奏者やDJの友達がよくこちらにお参りしてます!奉納されている大手電気会社やメーカーなどの名前が見られますよ〜
また『高津商会』の小道具たちが活躍している時代劇や映画、サスペンスドラマや現代物ドラマでもロケ地としてもよく知られてます。ここから見る京都の景色がこれまた絶景♪
親の長寿祈願に嵐山「虚空蔵法輪寺」さんへ9月9日には、「重要の節会」に行きたいと思います。
虚空蔵法輪寺
〒616-0006 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3
075-861-0069