【京都市】各所 京都のお盆のクライマックスである『五山送り火』と護摩木の奉納!
今年も京都のお盆のクライマックスがやってきました。
「五山の送り火」です。
五山にそれぞれの文字や模様が夜に点火され、京の夜空に浮かびあがります。
この日をまた無事に家族で迎えられたことに感謝を覚える一日です。
室町時代以降に広く庶民に浸透した伝統行事で、夜空に文字が炎で浮かび上がる光景が圧巻。
毎年多くの人が京都へ「五山送り火」を見に訪れます。
この日は、早朝に大文字山を登山する人も多いです。
朝8時ごろに行くと、下山してきた人たちとすれ違います。
また送り火で点火する護摩木に、名前などを書いて納めると厄除けになるとも言われています。
本来は、それぞれのお山で焚かれる護摩木にご先祖様の戒名などを記します。
私たちも毎年、家族で朝早くに護摩木を書きにいきます。
また私たち京都の人は、点火と同時に手を合わせて祈ります。
この送り火には、盆の時期に私たちの家に戻ってきた先祖の精霊が、再び冥府に帰るのを送るという意味があります。
京都五山送り火2024の開催日は2024年8月16日(金)で、大文字送り火は20時から点火、次々の山はその後、5分おきに点火されていきます。
大文字送り火:20時から
松ヶ崎妙法送り火:20時5分から
船形万燈籠送り火:20時10分から
左大文字送り火:20時15分から
鳥居形松明送り火:20時20分から
自分の名前と持病を記した護摩木が送り火で焚かれると、その病気が治るともいわれている「大文字」の護摩木の受付は「八神社」で行われています。
【護摩木受付】
銀閣寺門前(京都市左京区)、
松ヶ崎駅東出口 武與門ビル入口(京都市左京区)、
西方寺駐車場(京都市北区)、
金閣寺門前(京都市北区)、
八体地蔵付近(京都市右京区)
「護摩木」は、地元住民だけでなく観光客も1本300円の志納金を払って奉納できます。
諸説ありますが、弘法大師が始めたとも伝わる「五山送り火」。
「浄土院」さんは浄土宗知恩院派の寺ですが、本堂には真言宗の開祖である弘法大師空海さんの像もあります。
五山送り火のひとつ「大文字」を管理することから「大文字寺」とも呼ばれています。
京都の夏の風物詩として知られている伝統行事である「五山送り火」。
数年前は豪雨でしたが、それでも行われた行事です。
今年も無事、ご先祖様の霊をお送りできますように!
大文字の護摩木の受付
場所:銀閣寺前
時間:8月16日 8:00〜12:30頃