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【京都市】右京区 空海の住まいを再建した『大師堂』の特別公開&「板彫弘法大師像」新調された屋根披露♪

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の古刹、高雄山『神護寺』は、真言宗の開祖である「弘法大師空海」さんが唐から戻られてから14年以上住んだと言われます。2023年は、弘法大師空海さんの生誕1250年という特別な年。

『神護寺』さんは、『高津商会』の小道具たちが活躍している日本映画や時代劇ドラマなどの撮影のロケ地としても知られるところで聖地と言われています。

「そうだ、京都、いこう」の紅葉のポスターでも知られる大階段のある場所でもあります。

『高津商会』の「時代劇の小道具展」を開催させて頂いている高雄山『神護寺』さんの紅葉も色づいてきました。いつ来てもほっこりさせてくれる「神護寺」さん♪

今年も圧巻の紅葉とともに「時代劇の小道具展」が神護寺境内の「迎賓館」(通常非公開)で11月18日から26日まで行われます!

去年の「小道具展」が終わったころから屋根の修理工事が始まった国の重要文化財である「大師堂」。

新しくなった屋根のお披露目が11月1日から「大師堂の特別公開」とともに行われました。

月に一度は神護寺さんへ行く私は、この屋根修理が終わるのをすごく楽しみにしておりました♪

その屋根はこけらぶきの屋根で、いつもお世話になっている職員さんが実際に屋根を作っている「杮(こけら)」を見せてくれました。

一枚一枚、丁寧に屋根を作っていくそうです。

また「大師堂」では、空海さんを表した本尊の「板彫弘法大師像」の特別公開もされています。

こちらも国の重要文化財です。

「神護寺」ですごした30代〜40代のころのお姿を表したヒノキの一枚板の板彫り像です。

日本で珍しい板彫りの「弘法大師像」。

まっすぐに正面を見据えられたふっくらしたお姿の弘法大師空海さんを見るのはとっても特別なことだそう。右手に三鈷杵・左手に数珠を持っています。

お若い空海さんの神々しいお姿に多大なパワーをいただけます。

1302年(正安4年)性仁法親王が仏師・定喜に、土佐国金剛頂寺の空海像を模刻させたものと伝わる貴重な板彫像。

何度拝見してもうっとり〜♪

この期間限定の大師堂特別御朱印も授与されています。

弥勒菩薩を表す梵字をあしらった御朱印、空海さんは弥勒菩薩に付き従いこの世界に来生されると言われています。弥勒菩薩は、釈迦の滅後、56億7000万年を過ぎると、再び人間世界に下生し、出家修道して悟りを開き竜華樹の下で三度の説法を行い、釈迦滅後の人々を救うと言われています。

空海さんも滅後は、必ず弥勒菩薩とともに下生すると言ったとか。

11月1日の初日朝9時からは、谷内弘照 貫主はじめ僧侶による法要が行われていました。

弘法大師空海さんもとっても嬉しそうなお顔に見えました。

「ここは、平安時代の住宅を再現した建物。桃山時代の武将、細川忠興が再建したものです。当時空海さんもこの景色を見ながら生活をされていたと思われます」と谷内貫主はお話くださいました。

弘法大師空海さんがお住まいになられた「納涼房(どうりょうぼう)」跡に立ちます。

壁ではなく、窓で建物が囲われていることにも特徴があります。

「冬は寒かったでしょうね〜」w

自然がいっぱい残る山の中のお寺で、虫や鳥の声とともにこういった素晴らしい場所があることを知ることも大切なことですね♪

私の中でも最大のパワースポットであり大好きな「神護寺」さんでの「大師堂」特別公開と「板彫弘法大師像」ご開帳というこの貴重な体験は11月1日から7日までです。

「高津商会」の小道具が活躍した日本映画の撮影でも使われている「大師堂」。

この機会にぜひ、色づき始めた紅葉とともに弘法大師が初代住職を務めた「神護寺」でご加護をいただいてくださいませ♪

神護寺
大師堂特別拝観 板彫弘法大師像
10時~15時 · 拝観料 500円(通常拝観料600円が別途必要)
住所;京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町
TEL;075-861-1769

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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