【京都市】右京区 『神護寺』で現存最古で宇宙規模の「高雄大曼荼羅(江戸模写本)」特別公開にワクワク♪
「源頼朝像」を含む神護寺三像や「日本三銘鐘」の国宝「三絶の鐘」などを所蔵している京都高雄の『神護寺』さん。私がとにかく愛してやまない大好きなお寺さんです♪
高野山真言宗遺迹(ゆいせき)本山の寺院で、ご本尊は国宝の「薬師如来」さま、開基は和気清麻呂公です。
平安京の造営に尽力した「和気清麻呂」公によって奈良時代末期に創建された「高尾山寺」と、同じく清麻呂が河内地方に建てた「神願寺」と合併されたのが「神護寺」。
その「和気清麻呂」公のお墓があったり、弘法大師空海さんが唐から帰ってきて14年住んでいた場所としても知られていますが、何と言っても、教科書で一度は目にしたコトがある国宝「源頼朝像」を所蔵されているコトでも有名です!
「神護寺」の金堂前の石段下は、時代劇などのロケ地としてよく知られています。
老舗会社の「高津商会」の小道具たちがこちらで、多くの映画やドラマで立派に活躍してくれてます。
また、JR東海さんの「そうだ、京都いこう」のポスターでもよくよく知られていますね♪
秋の紅葉の季節はとっても圧巻!たくさんの方が写真撮影に来られます。また今の時期も、新緑や青紅葉、そして山藤の花がとっても美しいですよ!
4月26日の山藤の花と山の様子をかわらけ投げの場所から撮影しました。藤の花の香りにうっとりさせられます〜♪
「神護寺金堂」では、「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)江戸模写本」の特別展示が4月29日から行われます!
天長年間に「淳和天皇」の御願により、空海請来の「両界曼荼羅」に基づき、新たに紫綾に金銀泥を用いて描かれ、『神護寺』に納められたものが「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)」です。
現存最古で最大の「大曼荼羅」と言われています。
金銀泥を用いて諸尊が描かれており、弘法大師自らが制作にあたったと伝わるそう。その江戸模写本の特別公開が行われます。
密教的な尊像の特徴を優麗にして雄勁な筆致でよく表している「大曼荼羅」がこの大きな黒い壁に掲げられるのが待ち遠しいと準備段階からずっとワクワクしておりました♪
この大曼荼羅を掲げる為にわざわざ作られた壁に本当に驚かされましたよ。
金銀泥両界大曼荼羅(高雄曼荼羅 江戸模写本) 特別公開
2023年4月29日~5月9日
9:00~16:00(最終日は午前中のみ)
彩色本ではなく赤紫綾(あや)地に良質の金銀泥(でい)で描かれている「大曼荼羅」。
両界曼荼羅とは、密教の中心となる仏である「大日如来」さまの説く真理や悟りの境地を視覚的に表現した曼荼羅のこと。
特別御朱印もこの時期だけ販売されます。お守りなどもたくさんありますよ♪
金堂で、特別に準備をされているところから見させていただき、大きな黒い壁が国宝の薬師如来さまや十二神将さまのそばに立てられているのをみて、本当にワクワクが止まりません♪
4月28日に高雄大曼荼羅(江戸模写本)が掲げられたのをみて、涙が止まりませんでした。
5月10日には国宝「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)」が6年かけて修復され、「神護寺」の金堂で開眼供養をされます。
本当に感動です!細部を近くで見れること感謝、とっても幸せな気分になりました。
「神護国祚真言寺」とは、「八幡神の加護により国家鎮護を祈念する真言の寺」 という意味♪
神がお護りいただいている寺「神護寺」で金銀泥両界大曼荼羅(江戸模写本)を見ながら、素敵なゴールデンウィークをお過ごしください♪
高雄「神護寺」
住所: 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
電話番号: 075-861-1769
拝観時間: 9:00~16:00