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【京都市山科区】願いが叶うと伝わる『山科聖天(双林院)』さん

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

双林院(そうりんいん)

京都市の山科駅から北へ進むと見える、『毘沙門堂』。その北にある毘沙門堂の塔頭秘仏の『大聖歓喜天(聖天さん)』は、約100体の歓喜天が祀られております。本尊に大聖歓喜天(だいしょうかんきてん)を祀ることから山科聖天と親しまれています。

正式名は護法山双林院という毘沙門堂の塔頭です。寛文5年(1665)に毘沙門堂が再興された時に建立されました。不動堂には比叡山より勧請された不動明王を安置。また、堂内で大護摩が焚ける特殊な構造になっています。聖天堂には本尊である大聖歓喜天を安置し、武田信玄などから奉納された聖天像約百体が合祀されているそうで、願いの叶う「山科の聖天さん」として広く信仰されています。

正面入ってすぐの本堂では、由緒めずらしい不動明王・阿弥陀仏のお姿を拝むことができると同時に、私の大好きな弁財天さまも見守ってくださっています。

聖天さんで見られる大根と巾着は聖天さまのお印で、大根は夫婦和合・縁結び、巾着は商売繁盛の御利益を現わしているそうで、境内のあちこちで見られると同時に御朱印にもそのお印はありました。

また、桜の季節もですが紅葉の季節も素敵です!禊のお滝がある場所には、お不動明王さまが見守ってくださってました。

ちょっとした事があると、悪縁を切りお清めしたくてこの滝の水を触らせていただきます。すると、スパッと何かが切れる瞬間がわかります。

不動明王さま、ありがとうございます♪

聖天様の説明書に、インドよりトライしたガネーシャ神であることがわかります。武田信玄や信徒の方々、寺院から奉納された像が秘仏とされており、象頭人身の双身像で「男女合体像」「陰陽和合」を表しているのだとか。

境内の前の道を山の方へ行くと大文字山や南禅寺につづきます。暖かくなってくるとハイキングの人たちの姿や水浴びを楽しむ子供達の姿も多く見かけますよ〜

「癒しの世界」がそこには広がっております♪

住所:京都市山科区安朱稲荷山町18-1MAP

電話番号:075-581-0036

拝観時間9:00~17:00

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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