ウクライナ軍「神風地雷ラジコンカー」開発、走行・爆発試験成功:戦場の無人化へのイノベーション
2023年4月にウクライナ軍はリモートで動くラジコンカーのような手作りの車に対人地雷を2個搭載してロシア軍に突っ込んでいく「リモート地雷」を作った。試験走行を行い、爆発させている。人間の兵士がラジコンカーの上に地雷を2つ搭載するだけで、遠隔操作しながら敵軍の陣地に突っ込んでいき爆発する。
標的に突っ込んでいき爆発するタイプの攻撃ドローンを「神風ドローン」と称されているが、「神風地雷ラジコンカー」といったところだ。
地上に埋められている対人地雷は、人間の兵士や一般市民が踏んでしまって爆発する。この「リモート地雷」は人間の兵士が操縦して敵軍の陣地に突っ込んでいき兵士のいる塹壕や軍事施設などにぶつかって爆発する。地上に埋められている対人地雷は、人間の兵士や一般市民が踏んでしまって爆発する。「リモート地雷」は人間の兵士が操縦して敵軍の陣地に突っ込んでいき兵士のいる塹壕や軍事施設などにぶつかって爆発する。
▼ウクライナ軍が試験走行・爆発に成功した「神風地雷ラジコンカー」
ウクライナ軍ではドイツ国防軍が第二次大戦時から使用していたドイツ製の「ゴリアテ」でロシア軍の塹壕を爆発している。「ゴリアテ」にもロシア製の地雷が搭載されており、リモートで操作して敵の陣地に突撃して爆発する。
▼ウクライナ軍が「ゴリアテ」を使用してロシア軍の塹壕を攻撃して爆破
進む戦場の無人化のイノベーション
2023年3月にはウクライナ軍はリモート操作で動くラジコンカーに機関銃を搭載した手作りの無人地上車両(UGV: Unmanned ground vehicle)を作っていた。リモートで操作しながらロシア軍を発見したら機関銃で発砲して攻撃を行うことができる。小型の民生品ドローンで上空から敵陣の様子を監視して無人地上車両の機関銃を発射する。カメラも搭載されているので建物の中にも入っていき攻撃を行うことができる。無人地上車両として物資の輸送や対人地雷の検知もできる。
人間の兵士が入れない危険な場所にも無人車両なので入っていき攻撃を行ったり、物資の輸送ができる。そのため味方の兵士が犠牲になるリスクを軽減することができる。
▼ウクライナ軍が開発した無人地上攻撃車