防災グッズだけじゃ足りない!非常時に必須の見落としがちな準備5選
防災グッズや食料備蓄のお米が一部で売り切れている今、皆さんの備えは十分ですか?
防災の日を迎えるにあたり、もう一度振り返ってみませんか?防災グッズや備蓄だけでは、すべての災害に備えることは難しいかもしれません。今回は、非常時に備えるために忘れがちな5つの準備についてお伝えします。
1. 避難ルートと家族との連絡方法を確認する
災害時、まず最優先すべきは家族の安否確認と避難です。防災グッズを揃えても、避難所がどこにあるか分からなかったり、家族と連絡が取れなかったりすることがないよう、最寄りの避難所までのルートを確認したりシミュレーションや話し合いが大切です。また、携帯電話が使えなくなる可能性も考慮し、災害用伝言ダイヤル(171)や安否確認用のSNSなど、家族との連絡手段をあらかじめ確認しておきましょう。
2. 自分や家族の健康管理を忘れずに
防災グッズや非常食を準備する一方で、健康面の備えも忘れがちです。避難生活では、衛生環境が悪化することも多く、持病のある方や体力が低下している方は特に注意が必要です。
普段から寒暖や健康を維持するための準備をしておくとともに、災害時に必要な薬や医療用品を確保しましょう。また、感染症予防や衛生管理に必要な物資も準備しておくことが大切です。また、コンタクトは予備の眼鏡も必須です。
3. 現金の準備も忘れずに
キャッシュレス決済が普及していますが、災害時には電気や通信が遮断され、現金が必要になることがあります。特に避難所や被災地で物資を購入する際、現金がないと困る場合が多いので、普段から、少額の現金や小銭を持ち歩いたり、非常用の財布に小銭や千円札を入れておくと便利です。
4. 災害後の情報収集方法を準備する
災害時、正確な情報を得ることが生死を分ける場合があります。スマートフォンのバッテリーが切れてしまうと情報を得ることが難しくなるため、ラジオや予備のバッテリーを準備しておきましょう。情報が不足すると不安が増し、判断力が鈍るため、手回し式や太陽光発電対応のラジオを用意しておくと、電源がない状況でもニュースや災害情報をキャッチできるようにしましょう。
5. 非常時の生活スキルを身につける
非常時には、ライフラインが途絶えることがあります。電気、ガス、水道が使えなくても最低限の生活ができるように、必要なスキルを事前に身につけておくことが重要です。
準備のポイント:
•簡易トイレの使い方: 災害時には水が使えないことが多いため、簡易トイレの使い方を事前に確認しておくことが重要です。
•非常食の調理法: 非常食は準備するだけでなく、お湯や水を入れる時の注意点(中のスプーンや脱酸素剤を取り出す等)も確認しておきましょう。火や水が使えない場合でも食べられる食品を選び、その特徴等も事前に家族で確認しておくのもおすすめです。
防災グッズや備蓄はもちろん重要ですが、わかっているけどできていないのでは?と思われる準備が、非常時に大きな差を生むことがあります。
防災の日は、災害への備えを見直す絶好の機会です。今一度、自分と大切な人たちを守るため、できることから始めてみてください。