【姫路市】老若男女が笑顔になるキッチンカー。手間暇かけたオムライスは、ほっとやすらげる味わい
月に20回ほど兵庫県内のあちらこちらで営業しているキッチンカー「りんごのふたば」。姫路市内での出店時に伺いました。
販売しているのは「りんご」ではなくて――。
オムライスは新鮮卵と独自のソースが決め手
2022年9月のデビュー。主なメニューはオムライスで、くろみつりんごさん、くまみつりんごさんの仲良し夫妻が作っています。カーは2人で塗装し、内部は30年以上外構工事に携わっていた、くろみつさんが担当しました。
「くまみつケチャップオムライス ハンバーグ」(季節の野菜とサラダチキン付き)は卵の上にケチャップライスという形態。
卵は姫路市にある後藤孵卵場で飼育した純国産鶏の「さくらたまご」を使用。加工品はほぼ使わず、サラダチキンは低温調理してスライスし、野菜をカットし、ケチャップライスもハンバーグも手間暇かけて。ライスはオーダーが通ってから炒めます。できたて!
コンソメ、ケチャプ、ソースを配合して煮込んだケチャップソースはやわらかい酸味。ほっとする自然体のオムライスです。ハンバーグの食感は少々しっかりめで、ちょっと懐かしい味覚、平成レトロ? やっぱり、ほっとします。くろみつさんの父は中華料理店、くまみつさんの父は寿司店を営んでいたというから、料理づくりのDNAが受け継がれているのを感じました。
ほかに「ケチャップオムライス」、「しょうゆオムライス」も。ライスは、丸くかたどる「くまみつオムライス」に比べて、ほんの少しふわっとなるそう。
新作「カレーオムライス」のソースはクミン、ターメリック、コリアンダーがベース。ご飯はドライカレーです。
くろみつさんの出身地は北海道、だからかき氷よりソフトクリームだよね、とメニューに取り入れました。サーバータイプです。食後には爽やかな甘さのクリームを口内に広げましょう。
この日は、くまみつさんが作るカップケーキもありました。
出店場所によっては、ガーデンパラソルを設置するときも。
店名の由来になった羊毛フェルト作品
ところで、店名が「りんご」って不思議に思いませんでした? くまみつさんが10年前から手がけている羊毛フェルト作品のメインキャラクター「くまみつりんご」に由来します。キャラクターの頭にはふたばがあり、店名に決めました。「くまみつオムライス」のブロッコリーは、ふたばを表現していたのですね。
キッチンカーには、自身や友達の作品がずらり。
くまみつさんが制作したブローチやキーホルダー入りのカプセルが出てくる「羊毛フェルトガチャ」もカー前に設置してあります。
食材の買い付けに仕込みに出店にと忙しい夫妻ですが、「お客さんに喜んでいただけるし、キッチンカー仲間ともつながれる。人との交流が醍醐味です」と声をそろえます。
りんごのふたば
今後のイベント出店
【5月】
●24日(水)11:00~17:00
場所:兵庫県加東市社のボンマルシェ社店
●26日(金)11:00~15:00
場所:兵庫県姫路市御国野町国分寺の岡野食品
●28日(日)10:00~15:00「保護フェス2023」
場所:兵庫県三木市末広のナンバホームセンター
【6月】
●3日(土)10:00~16:30「住まいづくりフェア2023」
場所:兵庫県姫路市神屋町のアクリエひめじ