Yahoo!ニュース

50g体重計でダイエット!

鴻池賢三オーディオ・ビジュアル&家電評論家
体重計(写真:アフロ)

筆者はダイエットの専門家ではありませんが、体重計を活用し、2週間で1kgのペース、約6週間で3kgのダイエットに成功しました。

ダイエットに役立つ体重計の条件とは?

体重計の利用方法を含め、体験談としてご紹介したいと思います。

エレコムのデータ管理アプリ「HELLO!」で実際に記録
エレコムのデータ管理アプリ「HELLO!」で実際に記録

”50g”単位の「見える化」がモチベーションアップに効く!

ダイエットのみならず、体調管理の指標として、体重の測定は基本かつ重要な項目です。

しかしながら、ダイエットのモチベーションを保つには、体重計の選び方にポイントが。

それは、50g単位で測定できる製品を選ぶ事。

50g単位の表示例
50g単位の表示例

最近主流のデジタル表示体重計は、計測の単位が、200g、100g、50gなどとまちまちです。

長期的な体調管理目的なら、200g単位でも何ら問題は感じませんが、毎日のダイエット成果を確認するには、200gは大雑把過ぎます。何故ならば、1日に200g以上も体重が増減するケースは希だからです。

その点、50g単位で計測できる体重計なら、運動したり、オヤツを控えるといった、ちょっとした努力が、体重の変化として数値で確認でき、ダイエットのモチベーション維持に繋がります。

筆者の場合、今回、過去数年に渡って毎日欠かしたことのない食後のオヤツを、2ヶ月間も我慢できた訳ですが、体重計で減量の成果が確認できていなかったら、3日と続かなかったでしょう。事実、過去に200g単位の体重計を利用していた時は、何度も挫折しました。

「見える化」の大切さを改めて痛感しました。

カロリー収支をしっかり計算

ここからは筆者が6週間で3kg減量した体験談です。ダイエットの専門家ではないので、あくまでもご参考ということで。

通常、1日に消費するカロリーよりも、摂取するカロリーが少なければ、体重は減ります。

健康でありながら小太りな方の多くは、高カロリーな食物を食べ過ぎているのが原因でしょう。カロリー計算さえしっかりできていれば、食事を抜くなど無理な荒行を行わずとも、体重が適正に維持できるはずです。

一例に過ぎませんが、筆者の消費カロリーは、基礎代謝の1366kcalに加え、運動は日課の散歩が約1時間(約6km)で約275kcal消費。支出合計は少なく見積もって、約1600kcalと算出できます。

以上から、食事で摂取するカロリーの目標を1400kcalに設定し、200kcal/日の赤字を目標としました。

朝食: 375kcal(グラノーラ1人前+牛乳200ml)。筆者は満腹感が得られます。

昼食:500kcal(海鮮系なら一人前、肉系なら脂身を避ける)。ランチセットは食べ過ぎに注意。

夕食:500kcal(ご飯少なめ120gで200kcal+油分の少ないおかず300kcal)。

ご飯は子供用茶碗程度にボリュームダウンが必要で、慣れるまで少し時間が掛かりましたが、ここは我慢。

おかずは、肉でも赤身中心で、調理に油を使わなければ、300kcal未満達成は難しくありませんでした。満腹感を得るなら、魚や野菜を中心にすると良いでしょう。

無理なく1日50g減量

身長や体重にもよりますが、約6週間で3kgの減量は、ダイエットとは言えない程に緩やかなレベルです。

後から気が付きましたが、減量のペースを計算すると、3,000g÷45日=約67g/日。50g体重計のお陰で、ちょうど、毎日の変化が数値で実感できた訳です。

一般的なダイエット本では、もう少し速いペースでの減量を紹介していますので、"50g"体重計があれば、充分役立つでしょう。

測定で一喜一憂しない!

50gは微量。服装の違いはもちろん、トイレに行っても100g程度の変動が起こりますので、1日に何度も体重計に乗って一喜一憂するのは考えものです。

風呂上がりなど、できる限り同じ条件と時間で測定するようにしましょう。(あたり前と言えば当たり前ですが!)

さいごに

近年はスマホアプリと連動して記録可能な活動量計や体重計も増えていますので、カロリーや体重の把握は簡便になりました。

最新の家電を利用して、健康的で無理のないダイエットに取り組んでみてはいかがでしょうか!

【筆者が実際に使用した製品の紹介】

エレコム「HCS-RFS01」

製品ページURL:http://www2.elecom.co.jp/products/HCS-RFS01BK.html

【Bluetooth対応でスマホにデータを転送できる製品の例】

オムロン 体重体組成計 HBF-255T

製品ページURL:http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hbf/hbf-255t.html

オーディオ・ビジュアル&家電評論家

AV機器メーカーで商品企画職を務めた後、米シリコンバレーのマルチメディア向け半導体ベンチャー企業を経て独立。オーディオ・ビジュアル評論家として専門誌などで執筆活動を行うほか、エレクトロニクス 技術トレンドに精通し生活家電を含むホームエレクトロニクス、ネットワーク家電、スマート家電の評価、製品の選び方、賢い使い方、および未来予想をメディアを通じて発信中。NHKほかテレビ出演も多数。ビジュアルグランプリ(VGP)審査副委員長/米ISF認証ビデオエンジニア/米THX認証ホームシアターデザイナー/一般財団法人家電製品協会認定家電製品総合アドバイザー/甲種防火管理者

鴻池賢三の最近の記事