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中国皇帝の娘の命が宿る伝説の木!犠牲となった青年と皇女の儚い恋物語を紹介

山内琉夢歴史プレゼンター
相生美術館で9月下旬に撮影したハンカチノキ

ハンカチノキは、中国西南部(四川省・雲南省)原産の落葉高木です。

標高約2000mの高所に自生する樹木で、1869年にフランス宣教師アルマン・ダヴィッドが発見しました。

4月下旬〜5月上旬に咲かせるハンカチを吊り下げたような花の見た目から、日本では「ハンカチノキ」や「幽霊の木」ともいわれます。

今回は、「ハンカチノキの伝説」についてみていきましょう。

※本記事の内容は様々な方に歴史の魅力を感じていただけるよう、史実を大筋にした「諸説あり・省略あり」でお届けしています。

・伝説

ハンカチノキ看板
ハンカチノキ看板

ハンカチノキの中国名である「コントン」は、とある青年の名前です。

由来となった伝説がコチラ。

むかし、皇帝の一人娘である白鳩と村の青年コントンが恋仲になりました。

しかし、皇帝の怒りに触れ、惨殺された青年は一本の樹木となってしまうのです。

いつしか、この樹木に縋って泣き続けた白鳩の魂が木に宿り、白い花を咲かせるようになったといわれています。

中国で珍稀瀕危植物の第一級保護植物に指定される「ハンカチノキ」。

日本でも数箇所で植樹されているそうですが、筆者は徳島県那賀郡の「相生美術館」でハンカチノキを見ました。

相生美術館は、全国でも珍しい“木”の美術館です。

木材のみを使用したおもちゃに触れて遊べる「木のおもちゃ美術館」も併設している観光スポットになっているので、ぜひあわせて足を運んでみてください。

歴史プレゼンター

歴史ライターとしての活動経験を持ち、今までに32都府県の歴史スポットを巡ってきました。実際に現地へ行くのが難しい方に向けて、取材した歴史スポットについて紹介します。また、歴史に興味をもったことがなかった方にも楽しんでいただけるよう、歴史偉人の意外な一面や好きな食事・おやつの紹介など、ワクワクするような内容をお届したいです。

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