もうすぐGW、花は桜からつつじ、藤へと移り始め、そろそろ半袖でも出歩ける季節になってきました。昼間は爽やかな気候で夜も寒くなりすぎず、一年で一番過ごしやすい時期かもしれませんね。

そんな初夏の夜を彩る、５月開催の注目の花火大会4選をご紹介します。

※記事の内容は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

５月11日 ・12日（土・日）：STAR ISLAND 2024（福岡）

2017年の初開催以来、国内のみならずシンガポールやサウジアラビアでも開催された、未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」が福岡で初開催！　花火だけでなく、ドローンやレーザーによる演出、ステージパフォーマンスなど、複合的なエンタメショーが楽しめます。

５月に福岡、６月に東京にて実施されますが、福岡公演では近年多数のドローンショーを実施している（株）レッドクリフとのコラボを実現。1000機ものドローンを投入した大規模なショーを開催します。

花火の打ち上げは、江戸末期から続く老舗煙火店で、隅田川花火大会を支える丸玉屋小勝煙火店、トリッキーな変化をする時差玉と強烈な発色が魅力の山梨のマルゴー、ハイセンスなスターマイン演出で近年ぐんぐん人気・知名度を上げている地元福岡のワキノアートファクトリーが担当。

花火と各種演出のコラボがどんな複合効果を生むか、とても楽しみなエンタメショーです。

５月17日（金）※：黒船祭 海上花火大会（静岡）

※暴風により、5月18日（土）への延期が発表されました。（5月17日11:40追記）

ペリーがアメリカ海軍の黒船を率いて来航した地・下田で昭和9年から開催されている黒船祭は、下田市最大のイベント！　2024年は５月17日（金）～19日（日）の3日間にかけて開催されます。

その初日、５月17日（金）に開催される海上花火大会は、約25分と短めながらも、４か所から連続して花火を打ち上げます。ラスト5分のエンディングは必見！　人気の海上スターマインに加え、2024年は10年ぶりとなる二尺玉の打ち上げを予定しています。

3日間にわたり様々なイベントが行われ、開国市（5/17～19）や記念公式パレード（5/18）、「日米下田条約調印」の再現劇（5/18・19）などもあるので、お祭りをたっぷり楽しむのもいいですね。

5月18日（土）：いせはら芸術花火大会（神奈川）

伊勢原市民手づくりの花火大会「いせはら芸術花火大会」。2024年で第10回目を迎えます。

「いせはら芸術花火大会」では、愛知県の老舗煙火店・磯谷煙火店が打ち上げを担当するのも特徴です。磯谷煙火店は、花火競技大会最高峰の内閣総理大臣賞受賞歴があり、現社長の磯谷尚孝氏は令和4年度に卓越した技能者（現代の名工）に選出された、まさに花火の名匠。「光の宝石」や「スノークリスタル」「睡蓮の花」などの代表作をいくつももっており、その花火は繊細な美しい造形と鮮やかな発色が魅力。「いせはら芸術花火大会」は、そんな磯谷煙火店の芸術的な花火を関東で満喫できる貴重な機会です。

会場内は全席有料観覧席となっており、運動公園のスタジアムを活かして寝転がって花火を観覧できる「寝ソベリア」など、特徴的な観覧席も用意されています。

なお、会場である伊勢原市総合運動公園は駅から少々距離があります。会場までは路線バスもありますが、現在シャトルバスの運行調整中とのこと。駐車場についても同様に調整中とのことなので、公式サイトの情報にご注意ください。

５月30日（木）：逗子海岸花火大会（神奈川）

逗子に初夏を告げる人気の花火大会が今年も開催決定！　打ち上げ時間は約45分間と短めながら、音楽に合わせた花火を連続して打ち上げる形式は密度が濃く見ごたえがあります。特に10分以上続き5000発を打ち上げるというグランドフィナーレは圧巻。

広い海岸が会場になっており、無料でも見られますが、一部にふるさと納税返礼席や、一般協賛返礼シート・イス席を設けています。平日開催とはいえかなり混雑するので、落ち着いてゆっくり見たい方、いい場所でしっかり見たい方にはおすすめ。また今年は三脚を立てて撮影するためのカメラマン協賛席が設置されます。
受付はすでに始まっており、カメラマン協賛席は応募多数の場合抽選になります。