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どうして禁止されてるの?それって校則?小学校での「シャープペンシル」の使用が推奨されない3つの理由

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

朝活ネットワーク名古屋という舞台で文房具について講演してきました。1時間、楽しい時間を過ごさせていただきました。このコミュの主催者の方に深く感謝いたします。

早朝7時からの1時間。こんな時間に集まってくる方は、みなさん面白い人ばかりです。こうやって切磋琢磨していくことは、本当に勉強になると思います。ぜひとも参加下さい。

さてさて、今日の話題はその反省会で喫茶店でモーニングしているときに話が出た話題をブログ記事にしてみました。その時の回答を自分なりに練ってみましたので読んで下さい。

お題は「なんで、小学校はシャープペンシル禁止なの?」です。

なんで小学生はシャープペン使用禁止なの?

僕の小学校時代もシャープペンシル使用禁止でした。シャープペンシルを持ってこようものなら、先生に注意される以前に周囲の仲間から袋叩きにされてしまいます。「何を持ってきているんだ!」そんな感じです。

文部科学省が出している『小学校学習指導要領』を確認しましたが、明確な記述はありません。第一学年及び第二学年では、おもに鉛筆やフェルトペンを使用するという記述はありますが、推奨しているだけであって禁止している記述はありません。

でも、小学校の担任の先生にアンケートを取ると。なんと9割以上の先生たちがシャープペンシルの使用および持ち込みを禁止しているようです。一体、ここには何が起きているのでしょうか。ますます謎が深まりますね。

先生たちが使用禁止した3つの理由

もしかして、鉛筆業界と癒着しているんじゃないかと疑いたくなりますよね。今日は、この小学生のシャープペンシル使用禁止の謎を解いていきます。皆さんに納得いただけるように、頑張りますね。

先生たちが使用禁止する3つの理由は、こんな観点に集約されます。

  • 分解したりして遊んでしまい授業に集中できない
  • 芯が折れやすく薄いし読みにくい
  • 高価で盗難などの問題が発生する

確かにシャープペンシルを持ってこられるとトラブルの元だし、薄くて読みにくい字を書く子が出てくるし、そもそもの持ち方指導がしにくい。先生としたら持ち込みと使用を禁止しておいた方が楽ですよね。

こういう理由をきちんと親御さんたちにも伝えるべきではないでしょうか。

鉛筆の芯とシャー芯は成分が違うのです

シャープペンシルは削らなくて良いし、一定の太さで書き続けられる素晴らしい文房具です。禁止してしまうのは、本当にもったいないのでやめて欲しいのですが、今のところ仕方ないです。どうにかならないものでしょうか。

そもそも芯の成分配合が大きく違います。鉛筆は、黒鉛と粘土の混合物を焼成したものであるのに対して、シャープペンの芯は、黒鉛と樹脂の混合物を焼成して油分を含浸させたものです。鉛筆の方が濃く書ける理由がお分かりでしょう。

やはり、シャープペンシルの芯の方が細い分だけ強度を持たせてあるのです。強度があるということは、濃く書くことへの機能が失われるということにもなりますから、そこを先生たちが着目し、禁止したくなるのは納得できますね。

まとめです

小学生にシャープペンシルの持ち込みや使用を禁止している理由はおよそ理解できました。でも、これからの時代はこんな簡単に禁止して通っていく時代ではないと思います。キチンと説明して納得してもらってから実施したいものです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。では!

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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