初めに言っておくと、この原稿を書く私の腕はパンパンに張っています。

…というのも、長久手市熊田にあるボルダリングジム「クライミングジムソレイユ」に行ってきたから！

2023年の初夏、不惑イヤーも近づく中でのボルダリングデビューであります。

身体を動かす衝動に駆られてやってきたものの、基本的なルールもマナーも知りません。完全に勢い任せもいいところのビギナー筆者は、受付を済ませ、オーナー兼店長のSAYAさんに導かれていよいよジム内部へ。

ボルダリングシューズのレンタルは400円で可能。サイズも豊富です。「物価高の影響もあり本格的にそろえようとするとお値段も張る」とのことで、ビギナーにとってはありがたいサービスですね。

「無駄な隙間がなく適度なフィット感が得られるように」とのアドバイスを得て、26.5cmをチョイスしました。

シューズを装着していざ室内に目を配ると、カラフルなホールド（って言うらしい）で彩られた「反り立つ壁」が。ホールドの形も傾斜もいろいろです。

壁に目を凝らしてみると、いろんなテープが貼ってあります。その色も形もバラバラで、中にはイラストが書いてあるものも。

Sマークがスタート、同じ色やマークのテープに従ってホールドをつかみながら移動して、ゴールを意味する「G」マークのあるホールドまでたどりつけばOKなんですね。

テープの色ごとに難易度があります。難しくなると足の置き場所も決まってくるとのことで、ちょっと堅実派の私は「まずはピンクをやり込もう」と思っていざ挑戦。液体チョークを手に塗りいざ壁の前へ。スタートマークに両手をかけて、人生初体験がスタート！

初トライから1時間ほど。ピンクのテープを探して登っては降り、登っては降りるの繰り返し。おのずとじんわり汗をかいてきました。達成感と失敗する悔しさが半々ぐらいでちょうどいい感じです。

そして意外と考えるんです。これがまた楽しい！

「どのホールドをどっちの手で掴むんだ？」

「あのホールドをつかむために、体の向きってどうすべき？」

「ゴールしたはいいけど、どうやって降りようか？」

登る時も降りる時も、結構頭を使っていることに気が付きました。

もはや「はいっ！」以外の返事が許されない状況だと悟り、とりあえずやってみることに。

何回か挑戦を繰り返すうちに少しずつ進んでいく。失敗しながら学び成長していく自分をリアルに体験できます。（ポジティブシンキングも手伝って、ビギナーなりに手応え感じちゃってる所感あり）

そしたら、いつの間にやら垂直ではなくなっているじゃありませんか。笑

突如訪れた苦行の瞬間に、思わず唸り声を上げてしまいました。

そんな私を横目にニコニコしながら写真撮ってるSAYAさん、なかなかのドSっぷりです。

毎月ホールドやテープの位置を入れ替えて、課題が新しくなるようです。6月の課題は合計40本で、番号が若いほど難易度低めみたい。私はこの日、1番から3番、5番の課題をクリアできました。

達成チェック表もあります。空白が埋まっていく喜びってありますよね。これが新たな成長を生むと信じて、頑張ってみようと思えるってのはすごく納得。

オーナー兼店長のSAYAさんによると、2012年12月に一念発起してオープンしてから今年で11年目を迎えるとのこと。この地域でも歴史あるボルダリングジムの1つと言われています。自らの手で4ヶ月をかけてゼロから作り上げたというのだから驚きです。

YouTubeやSNSでの情報発信もガシガシやってる、なんともパワフルな女性です。店名と同じ、Soleil（ソレイユ＝フランス語で太陽）のような明るい人で、なんだか話し込んでしまうし、いつの間にか元気をもらっているのです。ということで、個人的＆勝手にパワースポット認定完了。

（ネタが尽きないSAYAさんの内面に迫るお話はまた今度！）

ボルダリング初体験は2時間で終了。なんだかあっという間でした。

つかんで登る楽しみはいっぱい、それでいて頭の回転も試される。

（まだ1回しかやっていませんが）年齢も性別も関係なく楽しめる、奥の深いスポーツだなと感じました。

営業時間は、平日13:00〜22:00（月曜日は〜18:00）、土日祝11:00〜19:00。月パスや親子パックなど料金設定もさまざま。

平日の夕方はキッズスクールで地域の子どもたちのにぎやかな声が響いており、日が暮れる頃には明らかに仕事帰りの大人たちがどんどんやってきます。（夜遅くまでやれるのは社会人としても確かにありがたい！）

先日梅雨入りも発表されて、雨との付き合い方に悩む季節が到来しました。

しかしこちら「クライミングジム ソレイユ」は、当たり前ですが雨の心配をせずに楽しめます。しかも空調バッチリで、快適に過ごせちゃう。

クライミングはまさにこの時期のスポーツとしてベストアンサーではないでしょうか。

現在進行形で筋肉痛に悩まされているにもかかわらず、既に「もう次いつ行こうかな？」って考えています。それほどにポジティブな初体験でした！

パンパンに張った両腕で書き上げたレポートは以上で終了です！！ご拝読ありがとうございました！

いろんな形・デザインがあった中、個人的に気になったホールドを紹介！