その焚き火「ちょっと待った!!」私たちのキャンプでやってきた失敗で学ぶ、焚き火を楽しむ秘訣とは
お手軽ファミリーキャンパーのななきです。
YouTubeにて、ファミリーキャンプの様子などを配信しております。
キャンプを初めてから、必ずと言っていいほど焚き火をやっており、その楽しさや奥深さに惹かれています。
普段なかなか作れない家族団らんのひとときを、焚き火として楽しみにしております。
失敗もキャンプの楽しみですが、焚き火だけは調理で使用したり、寒い時期では暖を取るため、モタモタしていると、家族や子どもたちを待たせることになることが多々ありました。
極力失敗せず、スマートにこなしてみたい、だけど思うように行かない!
今回は、素人ながら私たちが経験してきた「焚き火」で直に感じてきた、
「これやるとダメなんだ!」
「こうすると効率良い!」
を順序だててご紹介します。
目次(色んな場面のちょっと待った!!)
・はじめに
・焚き火に必要な道具は揃っている?
・本当に焚き火やって良い状態?
・薪の状態は大丈夫?
・フェザースティック必要?
・着火方法はどれ使う?
・火がついた!!薪を焚(く)べたい!
・キャンプファイヤーのような炎
・眠いけど、もう寝ていい?
・片付け
・まとめ
現在公開中のキャンプ動画でも焚き火が一つのキーワードになっております。もしよろしければ、合わせてご参考いただければ幸いです。
はじめに
地面で直に焚き火をやらない(焚火台を使用しない焚き火)
キャンプ場の利用について、直火禁止が多いと思いますが、過去に直火OKのキャンプ場で直火の焚火をしたことがありました。しかし、直火はメリットよりもデメリットの方が大きいと感じ、以下の理由により、やらなくなりました。直火OKなサイトでも、焚き火台を使用しております。
・ノウハウが分かっていない状態での直火は難しくて危険だと感じたため。
地面や周囲の状態、焚き火に適したコンディションを見定めるには、私達にとっては経験が浅すぎました。
・後片付けが大変。
キャンプの帰りがけに、炭や灰の撤去、組んだ石達をもとのとおりに戻すのは大変でした。
・地面の環境にも良くない。
熱による環境の変化、特に焼却灰がしみ込んだ土は、水分を含むとアルカリ性になり、多くの植物や生き物にとって居心地の良い、弱酸性の土ではなくなってしまいます。
焚き火に必要な道具は揃っている?
道具は揃っていると思いがちですが、「ちょっと待った!!」
・消火スプレー2〜3本(使用期限に注意)
・バケツ(百均ので十分)
・火消壷(あらゆる場面で大活躍)
緊急時の対応グッズも焚火道具として、これらも持って行くことにしてます。あまり強調してませんが、私達は常に自分たちの手の届く範囲に置いてます。
本当に焚き火やって良い状態?
キャンプで夕暮れが近づくと、我が家は、すぐにでも焚き火をやりたくなります。しかし、いろんな方々のアドバイスを参考に、まずは安全を確認するようにしました。
確認していること。
・焚き火台を安定して置ける。
・落ち葉、枯れ葉、燃えやすいものは遠ざける。
・木の下でやらない。
・きれいな芝サイトは特に注意。
・風は強くない?
※難燃性タープの下での焚き火は、十分高さを確保します。
薪の状態は大丈夫?
キャンプ場では、薪が数百円で販売されていることが多く、簡単に手に入るのが嬉しいです。薪の種類(広葉樹・針葉樹など)も重要な要素ですが、今回は省略します。しかし、そのままの状態では焚き火は困難、ナタやナイフなどで細く割って、着火しやすい「焚付(たきつけ)」を作る必要があります。
我が家の失敗
焚付が少なすぎて、うまく火を育てることができないことが多かったです。そのため焚付づくりはキャンプの醍醐味の一つですが、時間がかかります。特に子どもたちがいる我が家のキャンプで、刃物使用の安全を十分確認しなければなりません。
家族を待たせたくない、早く焚き火がやりたいと気が焦って、十分な量の焚付を作る前に着火してしまい、結果、火が育たずに消えてしまう
そして使い終わったナイフ、子どもたちが触らないように、手の届かないところへしまう必要も。。。
とにかく、現地では怪我のリスクを減らしたかったため、「バドニングをやりたくないという気持ちの方が勝りました。」
解決方法
日常で使い終わった割り箸を洗って、干して焚付にしています。案外、たくさん集まる!しかも、火の付きも良いと思いました。また、薪は自宅で用意し、小指ほどの細いものから、太いものへと、ある程度準備して持っていきます。現地で買い足したとしても、十分な量の焚付はすでにあるため、購入した薪をわざわざバドニングする必要もありません。すぐに焚き火を開始できます。
フェザースティック必要?
着火を促進させる方法として細い薪を薄く削り、「フェザー(鳥の羽のような)スティック」を作ると効果的だと思います。キャンプの中でも特に楽しい作業だと思います。しかし、それに適したナイフを入手する必要が出てきて、前述の通り極力ナイフを使いたくない私達は、あまりやらなくなりました。
しかし、焚き火の初期の段階で必要とする促進剤がないと、割り箸だけでは足りない場合もあります。
解決方法
焚付を作る過程で出た、細かい木くずを集めるだけ。割り箸よりも早く火が付きます。よくキャンプ場にはバドニングの木くずが散らばっていることがあり、身の回りにあれば、日中に拾い集めて、天日干ししたりしてます(笑)
着火方法はどれ使う?
薪の準備ができれば、いよいよ着火ですね。私達はもっぱら、100均などで手に入る「ファイヤースターター」を使用してます。金属片をマグネシウム棒にこすり、火花を散らせて、ほくち(麻ひもをほぐしたものなど)に着火させます。引火性のものに十分注意しておけば、扱いは簡単で安全なため、子どもたちと着火の瞬間を楽しむことができるかと思います。ただし、なかなか着火しないと、ほくちを追加したりと、何度かもどかしさを感じることもありました(泣)
解決方法
そんな時はきっぱりと、ライターやマッチなど別の方法を用意しておきます。しかし、焦って紙を燃やすのは、火がついた灰が舞いやすく、やめたほうが良いです。確実なのは、おがくずを固めた「文化たきつけ」!安くて、常備してます。なお、ジェル状の着火剤は、嵩張ることもあり持っていません。
火がついた!!薪を焚(く)べたい!!
最初はろうそくのように弱い火、コレに焚付をいきなり置くと、消えます。よくやらかしてました(笑)火の上に置くのではなく、火に接触させて、火を移していくイメージが大事だったようです。
そして、焚付に元気よく火がついて、さぁ、太い薪を焚べたいですよね。
でも焚き火自体の温度が低い状態でやってしまうと、すぐに白い煙がたくさん出て、火が消えてしまうなんてこともありました(泣)
解決方法
最初のうちは、細い薪をじっくり焚べ、次第に太い薪へゆっくり移行しながら、温度を上げていき、熾(おき)が増えてくると安定します。煙も少なく済みます。
しかし、湿気を含んだ薪はすぐに白煙が出て火が弱くなったり、焚き火台から飛び出すほど、爆ぜたりすることがあるため、特に注意が必要です。次から次へと薪を焚べてもあまり良いことが無いように思います。
キャンプファイヤーのような炎
初期の頃は、大きな炎に憧れて、一度に多くの薪を使いたくなりました。しかし、熱量も凄まじく、少しでも風が吹けば、火の粉が発生したため、必要以上の炎を出さなくなりました。寒い時ほど、大きな火に当たりたくなりますが、防風スクリーンなどで焚き火台を囲んで暖を取る方法もあります。
解決方法
実際に調理するときは、炎があまり立っていない熾(おき)の状態を目指した方が、扱いやすく、火力がしっかりしていて、煙も少ないように感じています。必要に応じて一本ずつ、慌てずじっくり検討しながら焚べると、薪も節約につながりました。
眠いけど、もう寝ていい?
火を見ているとだんだんウトウトしてきます。自然に消火する時間と消灯時間を合わせるのが理想です。しかし、消火時間を早めたい!っていう時もあります。家族は寝ていても、少なくとも一人は、消火を確認するまでその場にいなければなりません。
解決方法
その時は、火消し壷に炭を入れて密閉状態で放置。酸欠状態になれば、消火が早まります。緊急時以外は、水をかけての消火は焚き火台の破損や、大量の水蒸気が灰を巻き上げて、危ないため、やらないほうが無難かと思います。
片付け
自分の中で目標を掲げてゲーム感覚で片付けます。いかに地面を汚さず、片付けられるか!結構楽しいですし、焚き火した跡が残らないというのは、周りから見てもかっこいい姿だと思ってます^^焚き火シートに落ちた灰を地面にこぼすと、シートを使ってた意味もなくなってしまいます・・・
解決方法
焚き火台の炭は丁寧にすくい上げて火消し壺へ。シートへ落ちた冷えた灰などは飛ばされないようにゆっくりとゴミ袋へ。完全に消火されていれば、場内の灰捨場か、自宅へテイクアウト。
まとめ
焚き火に関しては、私達が「こうしたい!ああしたい!」って希望が先行してしまうと、失敗することが多かったです。
楽しむための秘訣はまさに、焚き火も、生きる環境を整えてあげて、着火→消火→後始末、「一つの生き物」として捉えると、無理せず、なんだか穏やかな気持ちになります。上手に付き合えば、キャンプでとても頼もしいパートナーになってくれるかもしれません。ぜひ、これからのキャンプ、最適な焚き火で素敵な時間を過ごして見てはいかがでしょう。
この記事が、少しでもお役に立てましたら幸いです。
Youtube ななきchのファミリーキャンプ
もしよろしければ、遊びに来てください(^_^)♪