子犬は足や服のすそを噛むので、直しましょう
子犬が飼い主さんの足やズボンのすそなどに噛みついてくるのは珍しいことではありません。
実際に足に噛みつく子犬ちゃんと動画を作ってみたのでご覧ください。
【YouTube】子犬が足や服に噛みつくのを直そう!
子犬が足や洋服のすそなどに噛みつく理由はいくつかあります。この動画の子は、じゃれて足に噛みついているケースです。
子犬ちゃんが足に噛みついてきて困っている飼い主さんは、まず、原因について考えてみてください。異常行動ではありませんので、落ち着いて丁寧に対応していくと直ります。
子犬が人の足を噛む理由について
1.動いているものを追いかけて噛みつく習性
犬には、動いている者に反応して噛みつく習性があります。
狩猟本能の強い犬は特に、動いているものがあれば反射的に噛みつきます。この習性のために、目の前で動く足に噛みついてしまうのです。
狩猟が目的として作られた狩猟犬の種類はとても多いです。
愛犬が該当する犬種の場合は、習性が原因であるかもしれません。
コーギーや和犬など、かかとを狙って噛みついてくる子もいますので注意が必要です。
※やめさせるには?※
まずは、動きをやめること。子犬の目の前であまり激しく動くのはやめて、落ち着いた歩き方をするように心がけてください。
それから、足はおもちゃではないことを教えてあげること。
狩猟本能を満足させるような遊び(動きを付けられて、噛みついていいおもちゃ)をたくさんしてあげることもポイントになりますので、やってみてください。
2.じゃれて遊んでいる
遊びの欲求を満たすため、飼い主さんの足に噛みついている可能性も高いです。
飼い主さんに遊んでもらいたくて足を噛んだところ、面白い反応をしてくれたのでそれが癖になっているという事も考えられます。
足を噛めば遊んでくれると学習しているので、子犬の前で歩くたび、いつも噛まれることになります。
※やめさせるには?※
足を噛まれた時に反応するのをやめてください。叱ったり「痛い!」と声をかけたりすることは、逆効果になることがほとんどです。
その場合、反応したりしなかったりするのはよくありませんので『無反応』を徹底してください。歩く足に噛みついてこなかった時にはほめてあげることも大切ですが、タイミングが分からない場合はまず、とにかく反応しないことだけに集中してください。
子犬が「足を噛んでも何も面白いことが無いなぁ。」と気が付くと、突然噛まなくなったりしますので、あきらめずに無反応を貫いてください。少し根気は必要になりますので、かぞくみんなで頑張ってください。
3.自分を守るため
正面から、足を襲うようにして噛みつく場合は、注意が必要です。
飼い主に対して唸ったり、威嚇をしているようであれば、関係が上手くいっていない可能性もあります。
もし、自分の愛犬を怖いと感じるような噛み方をしてくる場合は、普段の付き合い方を見直す必要がありますので、ドッグトレーナーや犬の訓練士など、プロに見てもらうことをおすすめします。
日頃から、子犬の気持ちを考えながら過ごす事が大切です。
いろいろな行動をしっかり観察して、理解するようにしているうちに、だんだんとお互いのことが分かってきて楽しくなってくると思います。
子犬の時に許して癖になってしまったことを、成犬になってから直すのはとても難しいです。噛み癖は可能な限り子犬の頃から直すようにしてください。