8月18日、福岡市早良区でセンターラインを越えた軽乗用車が路線バスと衝突し、軽乗用車に乗っていた7歳と5歳の女児が死亡するという痛ましい事故が発生しました。2人は後部座席でシートベルトを着用していましたが、チャイルドシートやジュニアシートは使用していなかったそうです。車内で子どもを守ることの重要性について改めてまとめます。

ココがポイント

▼後部座席で大人用のシートベルトを着用していた子ども2人が衝突事故で死亡

・バスと軽乗用車が衝突　軽乗用車に乗っていた5歳と7歳の女の子が死亡　事故の様子、防犯カメラに（RKB毎日放送）

▼チャイルドシートをしていないことで、車内の子どもに思わぬ被害も

・【検証】練馬区2歳女児死亡事故はなぜ起きた？　ミニバンの窓スイッチ誤操作から子どもの命を守る、チャイルドシートの使用法（AUTOCAR JAPAN）

▼衝突時、チャイルドシート非着用は、車外放出で重大な結果を招く

・「助けられる命がある」…チャイルドシート未着用で長男を失った母、１６年ぶりに体験語る（読売新聞オンライン）

▼6歳を過ぎても、必ずジュニアシートやシートベルト補助具を活用

・学童用チャイルドシート（はじめてのチャイルドシート クイックガイド）JAF

エキスパートの補足・見解

　6歳未満の子どもを車に乗せる場合は、道路交通法でチャイルドシート（もしくはジュニアシート）を着用することが義務付けられています。これに違反することは論外です。必ず車内に装備してください。

　また、6歳を過ぎたからといって大人用のシートベルトをそのまま使用するのは危険です。なぜならシートベルトは身長140センチ以上の身体を想定して作られているからです。身長の低い子どもにシートベルトを使用する場合は、首や腹部にベルトで衝撃を与えないよう、ジュニアシートやベルトの補助具を使用しましょう。

　子どもは日々成長します。年齢や体格に合わせてさまざまなグッズが販売されていますので、万一の事故時に我が子の命を守れるよう、常に最適な装備をアップデートしながら備えてください。