オスプレイ、垂直離着陸モードで市街地上空を飛行した事実無し
沖縄県が普天間基地のオスプレイの飛行について、318件の日米合意違反があったと防衛省に指摘し、これを防衛省が検証して7月30日に回答しました。結果、夜間飛行3件が確認されたものの夜間飛行の制限は努力目標であり協定違反ではないと回答、また「日米合意で制限された垂直離着陸モード(ヘリコプタ―モード)での市街地上空を飛行」という指摘については一件も確認されなかったという回答が為されています。
日米合意ではオスプレイの転換モード(ナセル角度1度~84度)による市街地上空の飛行は禁止せず、垂直離着陸モード(ナセル角度85度~97.5度)については市街地上空での飛行を制限しています。今回このような結果となったのは、沖縄県はオスプレイの飛行モードの定義自体を把握しておらず、寄せられた報告の全てが転換モードと垂直離着陸モードを混同していたのだと思われます。