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【武蔵小杉】乙女文楽って知ってる? 週末、地元で本格的な伝統芸能に触れる機会を

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

こんばんは!

武蔵小杉を中心に、川崎市のトレンド&カルチャー情報をほぼ毎日更新しています、俳優のAshです。人情のまち・川崎が好きな方はぜひフォロー&チェックして下さいね♪

さて、本日は元住吉を拠点にする、日本有数の人形劇団・ひとみ座と経営を一にする「現代人形劇センター」の事業「乙女文楽」をご紹介。

乙女文楽とは

「文楽」は日本を代表する伝統人形芝居。1体の人形を3人で操って、感情やしぐさを繊細に表現しています。

「乙女文楽」がすごいのは、プロの人形遣いさんででも3人で扱う人形を、たった一人で扱い、演じることです。「乙女」の名前の通り、女性ばかりで演じられます。

これが、なかなか迫力があり、面白いんですよ!

公式サイトより
公式サイトより

そもそも、人形が演じる舞台には、人間が演じる以上に感情移入ができるんです。(役者のわたしが言うのもなんですが…)人形には表情の変化こそないのですが、観客というものは、自分の変化していく気持ちを舞台の上に投影していくものなので、実はそこにとても精巧に動く人形がいれば、きれいに気持ちを物語にのせられるんですね。

これは、一度体感して欲しいもの。

特に、人形芝居は子供のものだと思っている人には、ぜひ一度観て欲しいです。

当日の演目

「義経千本桜」道行初音旅 (よしつねせんぼんざくら みちゆきはつねのたび)

狐忠信、という言葉は耳慣れないかもしれませんが、歌舞伎ではしょっちゅう上演される、華やかな人情ものがたりです。

こちらの動画で、わかりやすくこの演目のダイジェストが紹介されています。

「近頃河原の達引」堀川猿廻しの段 (ちかごろかわらのたてひき ほりかわさるまわしのだん)  

これは、あまり舞台にかかってるのを見たことはないのですが、

「近頃河原の達引」堀川猿廻しの段 (ちかごろかわらのたてひき ほりかわさるまわしのだん)  

京都は、堀川に住む猿廻しの与次郎一家。暮らしは貧しく、妹のお俊は遊女となり、盲目の母は近所の子どもに琴三味線を稽古してようやく生計を立てている…

貧しくても誇りを失わない人々の姿を、詩情豊かに描きいていて、義太夫節の名曲として名高い物語ということで、気になる演目です。

チケットの入手方法

以下の電話番号から申し込めます。また、モトスミ・ブレーメン通り商店街事務所でも取り扱っているんですって。ひとみ座さんの地域密着ぶりはすごいですね!応援したくなる。

ネットで申し込みたい方は、特設のオフィシャルサイトからも申し込めます。

また今回の舞台が都合がつかない方でも「体験会」がひとみ座のスタジオで催されるようです。1日体験コースは2月18日、19日の10時〜12時。3日間のコースは12日、18日、19日の14時〜16時ということです。対象は大学生以上で、有料の講座ということですが、気になる方は下記、現代人形劇センターの電話番号に、お問い合わせください。

実は以前、ひとみ座本体の方の取材はさせていだいているので、近いうちにこちらの記事でひとみ座さんのトピックスもご紹介しますね。

コスギーズ、という東急さんの媒体で扱ったひとみ座さんの記事も、よろしければぜひご一読ください。

コスギーズ!「このまち大好き武蔵小杉」

人形劇団ひとみ座

乙女文楽「義経千本桜」ほか
日にち: 2023年2月4日、5日
時間:11時〜と15時〜の二回公演(開場は30分前)
場所:川崎市国際交流センターホール(川崎市中原区木月祇園町2-2)
チケット料金:前売り=3,500円、当日=3,800円
出 演:ひとみ座乙女文楽、竹本越孝、鶴澤津賀花、鶴澤駒清
演 目:「義経千本桜」道行初音旅 /「近頃河原の達引」堀川猿廻しの段
特設サイト: 乙女文楽
お問い合わせ・お申し込み:044-777-2228(現代人形劇センター)

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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