2024年度財政検証の発表、老後の年金はどうやって維持する? #専門家のまとめ
5年に一度の公的年金に関する検証結果が発表されました。今後私たちが受取る老後の年金は維持できるのでしょうか。厚生労働省がどのように公的年金を持続しようとしているのか、知っておくとこれから見るニュースが公的年金にどのように影響するのかわかってくるかもしれません。
ココがポイント
▼公的年金はぶっちゃけいくらもらえるの?これからどうなるの?
・将来、受け取れる年金額は? 最新の試算が明らかに(NHK)
▼公的年金の将来の財源は子どもの人数で決まると言っても過言ではありません。現在どのような少子化対策が進んでいるのでしょう。
・合計特殊出生率1.20へ低下:関連法案可決も少子化対策の実効性にはなお疑問 (木内登英のGlobal Economy & Policy Insight)
エキスパートの補足・見解
制度が難しくてよくわからないと言われる公的年金制度。シンプルに考えて、少子化と高齢化、物価上昇で公的年金の持続可能性を危ぶむ声が聞こえてもおかしくありません。公的年金は今後どうなるのか、制度を維持するために、政府がどのような取り組みをしているのか、世の中のニュースは公的年金の将来にどのような影響を与えるのか、知っておいて損はないでしょう。無駄で効率が悪いと感じる政策も、長い目で見ると公的年金の維持に役立つ可能性があります。一方で、政策が的外れな成果しか出せなければ、公的年金の持続可能性に赤信号がともるかもしれません。