【東御市】春までカフェは休業 mimiLotusで聞いた被災地への祈りとチャイに込めた思い
2024年1月、mimiLotus(ミミロータス)のインスタグラムは能登半島地震の被害を受けた地への祈りの言葉ではじまりました。
「本当ならば、寒さと不安に凍える人たちに今すぐあたたかいチャイを振る舞いたい」
そう訴えたのはオーナーの吉池浩美(よしいけひろみ)さん。
被災された知り合いの店もあり、居ても立っても居られない気持ちになったという。
今回は、mimiLotus吉池さんに被災地への思い、チャイのお話。
そして2月からお店を休んでいかれる南インドの旅についてのお話をうかがいました。
能登半島地震 被災地への思い
チャリティセットは30分で完売
年始の営業前に急きょ売り出したチャリティセットPray for HOKURIKU set(チャイ用茶葉とナチュケットのセット1,500円)は30分で完売したそうです。
売上は被災地で支援活動を続ける吉池さんの知人へ渡されました。
多くの思いが託された募金
「小さなことでも今自分にできる何かを、行動したい」
そんな吉池さんの思いに共鳴した人々からの寄付が寄せられていました。
高額紙幣がはいることもあるそうで、込められた思いの深さを感じずにはいられません。
これほどの思いを託される吉池さんとは、いったいどんな方なのでしょう。
チャイの専門店mimiLotus オーナーの吉池さん
吉池浩美さんについて
吉池さんのキャリアはとてもドラマティック。
くわしくは公式サイトを読んでほしい。
公式サイト:mimilotus.net
チャイとの出会いは中学時代に訪問したネパール。
藤沢の紅茶専門店で10年修行をつみ、2005年に鎌倉で紅茶専門店を開く。2018年に鎌倉のお店を手放しネパールで暮らしながらチャイを淹れ歩く旅に出ます。
帰国後は信州を拠点に活動し、2021年にご実家のある東御市でチャイと焼き菓子の店「mimiLotus」をはじめました。
お店について
しなの鉄道大屋駅から歩いて数分の場所にセルフリノベーションしたお店があります。
店内にはおだやかな熱気とスパイスの香りが漂い、ゆったりとした時が流れていました。
この空間でチャイをいただくと、まるで異国を旅しているような気分になりました。
スパイスたっぷりの「すくって食べるチャイ」
ミルクと茶葉で煮出す甘いミルクティのような飲みもので、スパイスの独特な香りが特徴的なチャイ。
本場のインドでは北と南で淹れ方が異なり、家庭ごとに味の違いもあるそうです。日本でいう味噌汁のようなものだとおしえていただきました。
信州の気候に合わせ北インドと同じ手法でつくられたプレーンなチャイに、スパイスがたっぷり入ったmimiLotusのチャイ。
スパイスは煮込まず1杯ごとにブレンドするので、とてもフレッシュな香りが味わえる。
寒い夜でしたが、チャイをいただいたあとは足先までポカポカとあたたまりました。
長期のお休み 南インドへの旅
ガスコンロと鍋を背負って南インドへ
吉池さんは2月から再び旅にでます。
チャイをふるまいながら、2か月かけて南インドをめぐるひとり旅。
伝統的なマサラチャイや、独自のインスピレーションでつくったオリジナルのチャイなどを現地の方にふるまい、その反応を見るのがたのしみなのだそうです。
いったいどんな旅になるのでしょうか。
お休みのあいだ
そういうわけで、お店は2月7日〜4月初旬まで長期のお休みとなります。
お店に行けないのは残念ですが、一部の商品は取扱店舗で購入できるそうです。
くわしくはインスタグラムで確認ください。
取扱店舗についての情報
インスタグラム【2月初旬〜4月初旬 休業いたします】
ひと手間かけておうち時間をたのしんでみてはいかがでしょう。
さいごに
お休み前の忙しい時期に取材をさせていただきました。
寄せられた募金は、旅立つ前に現地で活動する仲間に渡され、帰国後も支援を続けられるそうです。
南インドの旅をおえた吉池さんのチャイ、今から楽しみですね。
※今回の取材では、マサラチャイをご提供いただきました。
mimiLotus
住所:〒389-0518 長野県東御市本海野23-2
長期休業:2/7(水)から4月初旬まで
営業時間:11:00から17:00(LO16:00)
営業日:土日月火
駐車場:5台
最寄駅:しなの鉄道大屋駅より徒歩約3分
公式サイト:mimilotus.net
インスタグラム:mimi.lotus