【大阪国際女子マラソン】厚底シューズが記録を後押し?
|女子ランナーも厚底へ
大阪国際女子マラソン、トップアスリートからトップ市民ランナーまで選ばれしエリートランナーが大阪の街を駆け巡る大会。Nikeの厚底シューズの登場により、男子マラソンは飛躍的に記録も向上。そしてその波は、女子ランナーに、駅伝を見てもほとんどのランナーが厚底シューズを愛用。
|好記録続出!
安藤 友香選手(ワコール)が日本人一位の総合三位の2時間22分59秒と好記録をたたき出しました。一方で佐藤早也伽選手(積水化学)と岩出玲亜選手(デンソー)が接触及び転倒により残念な結果ではありましたが、パリへの向けてのMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を4名が獲得と、素晴らしい結果となりました。
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権
日本人上位3位以内かつ2時間28分00秒以内
日本人上位6位以内かつ女子2時間27分00秒以内
|MGCへ出場権、続々獲得!
今回の大阪国際マラソンも含め、現在26名がパリへ向けてのMGCの出場権を獲得しています。前回の2019年では出場権利を持った選手の合計15名と増加傾向に、全体のレベルが上がっているのが伺えます。その要因の一つとして厚底シューズの着用率も影響があるのではないでしょうか?
|マラソン歴代記録にも影響?
今年に入り、ヒューストンで新谷仁美選手(積水化学)が歴代2位の2時間19分24秒で優勝。2005年ベルリンマラソンで野口みずき(グローバリー)が2時間19分12秒を記録にはあと一歩届きませんでしたが、着実に日本記録更新が見える結果となりました。そして歴代記録20位以内で見ると2022年以降に8名がランクイン!厚底シューズは勿論、それ対応するトレーニングやベースアップがデーターでも伺えます。男子とともに女子の長距離界も今後が楽しみな傾向にあります。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野