【うきは市】ぷりっぷりのホルモン焼は一度食べたらやみつき!風情を感じる店内と名物誕生秘話についても
うきは市吉井町にある『からあげ稲田屋』にお邪魔してきました。
目立つ青色ののぼり旗が目印です。
からあげ稲田屋はテイクアウト専門のお店で、地元の人や市外からも買いに来るファンに愛されている人気店です。
店内には懐かしい玩具や、鳩時計もありますよ。
福岡で人気の情報番組でも紹介され、芸能人の方も訪れています。
定番商品のからあげや名物のホルモン焼に加えて、コロッケやメンチカツなど種類豊富なメニューを前に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
いつもカツやコロッケが気になりつつも、稲田屋と言ったらやはりこれ!
2大人気の名物ホルモン焼とからあげを注文し、待つこと数分。
焼きたて揚げたて熱々のホルモン焼とからあげができ上がりました!
奥さまに許可をいただいて、店内で撮影しています。
画像でホルモンのぷりぷり感が伝わっているでしょうか…秘伝のタレと鉄板で炒めたホルモン焼は、一口食べるとやみつきに…また食べたい!と虜になる魅惑の味です。
続いて、からあげ。
にんにくの味がしっかりときいたジューシーな中津からあげは、大分出身の奥さまにしか作れない唯一無二の味。
子供も大人もみんな大好きなからあげです。
合計で1,000円になるくらいで…との注文も快く受けてくださるそんな気さくでお優しい奥さまは、一緒に行った娘のことをあやしてくださいました。
ありがとうございます♪
店内には風情を感じる道具がありました
店内にある立派な七輪。
冬はこれで暖をとり、昔はお店に来たお客さんに七輪でお肉を焼いて提供していたそうですよ。
今で言う焼肉ですね。
このお花が活けてある一見花瓶に見える素敵な容器も実は七輪だと聞いて驚きました!
鶏めしの素が置いてある入れ物は、炊飯器がなかった時代に炊いたご飯を保存していた「ご飯じょけ」というもの。
ご飯じょけは冷蔵庫もなく食べ物が傷みやすい夏場の必需品で、ご飯を入れて風通しすることでご飯を腐りにくくして風味も保ってくれる役割をしていたそうです。
肉が傷まないようにと、氷を沢山置いて毎日必死な思いで働いていたと当時の思いを語ってくださいました。
なんでもある今の時代のありがたさを痛感します。
傘立てになっているこちらは、「一斗枡(いっとます)」と言ってお米や穀物などの容量を量る容器なんだとか。
本来とは違う形で、時を越えて今もひとつひとつ大事に使われている道具たち。
普段はなかなか見る機会がないものばかりでとても楽しめました。
精肉店からからあげ屋へ
今から50年ほど前に大分県中津市から嫁いできた奥さま、初めはご主人のお父様が営む浮羽町にある本店の精肉店に勤めていたそうです。
後に吉井町に出店し時代の流れに合わせてお肉だけではなく揚げ物などのお惣菜の販売も始め、名物のホルモン焼きが誕生しました。
今は浮羽町にある本店と、この吉井店、田主丸店を息子さんとお孫さんの親子3世代で営み先代の思いを受け継がれています。
一度食べるとやみつきになるホルモン焼と奥さま自慢の味付けの中津からあげを、お店にある風情を感じる道具と一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
【からあげ稲田屋 吉井店】(テイクアウト専門)
住所:福岡県うきは市吉井町1156-1
電話番号:0943-75-2080
営業時間:10:00~19:00
定休日:木曜日(祝日の場合は営業)
駐車場:近隣共同P